気付きの連続!オランダサッカー協会の指導者講習を受けてきました

先日、お手伝いしているサッカークラブにオランダサッカー協会の指導者ライセンスの先生をお呼びして、指導者講習を行っていただきました。私のようなスタッフから、大人のチームでプレーされる方、ご父兄の方を対象に行われました。

やはりサッカーに関わるメディカルスタッフも、サッカーのことは深く知るべきだ、というのが私の考えですので、今回の講習会は非常に意義深いものとなりました。

細かい内容について書いていくと結構な量になってしまいますので、簡単にまとめを。

今回の講習の内容は、非常に基礎的なもので、対象も4-5歳のカテゴリと6-8歳のカテゴリのトレーニングについてでした。(オランダではカテゴリ分けにおいて、4-5歳を「Mini」、6-8歳を「F」としています。)ですが基礎的とはいえ、熟練のコーチの方も指導内容に詰まったら必ずこの考えに立ち返る、と言われるくらいオランダサッカーの指導者の世界ではベースとなる内容です。

 

サッカーとは何か

まず、サッカーとは何か、というところからスタートします。オランダでは「サッカーはサッカーをすることでしか上手くならない」という考えが根底にあり、そこからサッカーとは何か、非常に簡単なレベルまで掘り下げます。

  • ボール
  • コート
  • ゴール
  • 2つのチーム
  • 2つの攻撃方向
  • ルール

これらがサッカーを構成する非常に簡単なレベルの要素で、これが入っていないトレーニングはサッカーのトレーニングではない、すなわちサッカーを上手くするために効率的なトレーニングではない、とオランダサッカー協会では出発点をそろえました。

例えば10人いるコーチに「サッカーとは何か?」と尋ねると、10通りの答えが返ってきます。そのため、オランダサッカー協会は指導者を育成するうえでその足並みが揃うようにしたのです。また、サッカーの構造をサッカーのシチュエーションごとに明確に分類し、コーチ間の理解の差、解釈の違いができる限り少なくなるようにしています。

 

実践、そこからの気づき

先ほどの要素を前提に講義は進んでいき、話は4-5歳のカテゴリ(Mini)と6-8歳のカテゴリ(F)のそれぞれの特徴から、どのようなことをトレーニングすべきか、という内容まで発展しました。

普段、私はMiniカテゴリ+1歳くらいの年代の子ども達にサッカーを教えていますので、今回の講義はまさにドンピシャの内容でした。ここには書ききれないほどに、「なるほど」の連続でした。

講義の最後にMini、Fカテゴリについてそれぞれ1名、代表者がトレーニングのデモンストレーションを行い、先生からフィードバックをいただくことに。非常に恐縮ながら、Miniのデモンストレーションは私が担当となり、いつも通りのトレーニングフォームと、講義の中で扱われたMiniのカテゴリのポイントを考慮しながら指導しました。寒空の下でしたが、指導中は見事に汗だくでした。笑

やはりまだまだ改善することは多く、たくさんの修正点を指摘していただきました。そのあとに先生自ら指導のデモンストレーションを行っていただき、そこから得られる気付きも山ほどありました。

トレーニングが子ども達にとって難しすぎた場合、ではそこからどのようにしてトレーニングを簡単にしていくのか、というのは指導者ならば誰しもぶつかったことのある疑問かと思います。そのトレーニングの難易度を変えるオプションをどのようにつけていくのか、という点は特に興味深いところでした。

さらに、指導における私の中のテーマの一つに、サッカーのトレーニングの中にどのようにコーディネーションの要素を盛り込んでいくか、というトレーニング方法の模索があったのですが、先生がデモンストレーションをされる様子を見ていて、「あ、つまりこうすればいいのかも・・・」という一つの閃きのようなものもあり、少し目の前が開けたような気がしました。これは早速、実践あるのみです!

 

改めて思う、日本

さて、今回の指導者講習でオランダサッカー協会の指導者育成の一端に触れることができたわけですが、そうすると今度は日本の指導者育成の様子が気になります。

一応私は、C級指導者ライセンスを取得してはいますが、現在の講習内容はどのようになっているのか、今の状態で受けると理解の仕方もまた変わってくるのかなと思います。特に今回の講習のベースであったサッカーの構造については、日本ではどのように捉えられているのか、指導者育成の足並みは揃っているのか、というのかそもそも揃っているのがいいのか。若干畑違いの分野ながら、いろいろ気になります。

次回帰国した際には、指導者の方々の話も聞いてみたいと思います。楽しみが増えました。

 

 

Yasu


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