フットボールノコトバ。 http://yhiradefootballmedicine.com Wed, 14 Jun 2017 06:04:07 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.8 http://yhiradefootballmedicine.com/wp-content/uploads/2017/05/cropped--32x32.jpg フットボールノコトバ。 http://yhiradefootballmedicine.com 32 32 インターバルという言葉をサッカーフィットネスの要素に当てはめるとこうなる【サッカーの言語】 http://yhiradefootballmedicine.com/physio/soccerfitness/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/soccerfitness/#respond Fri, 05 May 2017 18:28:26 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2238 Bicycle

photo credit: ELITE cycling products Bici Expo Padova 2010 via photopin (license)

 

別にデスクワークが本業になったわけではありませんが、来シーズンの準備と称していろいろと根回し及び資料集めが必要なのです。

もちろん患者さんもやってきますから、隙間時間を使っていくわけですが、やはりまとまった夜に徹してやりがち。

ディスプレイ見過ぎて時々目の周りがだるいです。

目の疲れに日々悩まされているフィジオ、Yasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

【インターバル】のスポーツであるということ。

インターバルというのは正確にサッカーのフィットネスを捉えたものではありません。じぶんでツイートしといてナンですが。

リハビリテーション・ピリオダイゼーションをやっていくうえで踏まえておかないといけないサッカーフィットネスの性質がこちら。

「最大爆発的なアクション」

「アクション間でのより速い回復」

「最大爆発的なアクションの維持」

「アクション間の回復速度の維持」

アクションとアクションのための回復の時間が交互に入れ替わっているので、「インターバル」といえばインターバルです。

しかし、コンディショニングしていくうえでどの能力を鍛えないといけないかを明らかにする必要があるので、このようにより具体性を持った表現をする必要があるのです。

 

スプリントに代表される、爆発的なアクションを必要とするのがサッカーです。

そして一つのプレーを終えてから次のプレーまでの短いレストの間に、また爆発的なアクションができるように、素早い回復が求められます。

ハイテンポな試合になればなるほど、より速い回復が求められることになります。

これを分解していくと、

「最大爆発的なアクション」

「アクション間でのより速い回復」

「最大爆発的なアクションの維持」

「アクション間の回復速度の維持」

というサッカーフィットネスの性質になるのです。(大事なので2回目)

 

と、いうことは、リハビリの選手がコンディションをあげていくときも、必然的にこの方向でトレーニングしていかないといけません。

そしてリハビリを開始したその日からできるのは、インターバルの要素を含んだトレーニングです。

アクション間でのより速い回復と、アクション間の回復速度の維持を目指していきます。

バイクとか、ホームトレーナーとか使って。

最大爆発的なアクションやその維持は、リハビリスタート時には選手の負荷に対する許容量の関係で、怪我のリスクを考慮してもっとあとで取り組むことになります。

 

漠然と取り組んでいくよりも、こうした方向性が決まっているほうが、選手も取り組みやすいと思います。

リハビリをするセラピストも、道に迷いにくくなりますね。

 

そんな感じです。

おしまい。

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サッカーのチームコンディショニングの中にある、サッカーのリハビリテーション http://yhiradefootballmedicine.com/physio/rehabilitationperiodisation/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/rehabilitationperiodisation/#respond Thu, 04 May 2017 10:25:08 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2203 planning

photo credit: Accounting Training Close-up of Business people discussing a financial plan via photopin (license)

 

こんにちはYasu@yasuhiradeです。

来シーズンに向けて準備が着々と進行しております。

いろいろやりたいことが山積み、ありがたいことです。

感謝感謝。

上手くいくかどうかはやってみないとわからないし、やってみてダメなところがあったらその時はその時。

マメにPDCA回していったらちょっとずつ良くなっていくだろう、と前向き(?)な感じです。

 

さて本日は【リハビリテーション・ピリオダイゼーション】について。

ピリオダイゼーションと言えばコンディショニング理論の一つです。

基本的には怪我人を出さないように、常にベストメンバーで戦えるように、というのが目的。

そのために年間で計画を立ててトレーニング強度を調節していく、というものです。

怪我をした選手にも同様に、リハビリを終えてチームに合流するときに、コンディショニングの考え方が必要になってきます。

それがリハビリテーション・ピリオダイゼーションです。

 

≪どのようにチームに戻るか≫

 

これはどうしても起こりがちです。

リハビリは基本的にひとりずつ別々の進行度合いで行うので、メニューも選手によって様々。

フィールドでトレーニングしたとしてもサッカーの要素・コンディショニングを盛り込むには限界があります。

ポゼッションとか、やりたくてもできない(´・ω・`)

限りなく個人で行うリハビリでは、集団競技であるサッカーと同様のコンディションを得るのは難しいのが実情です。

だからといってフィールドでそれなりにインターバルトレーニングとかやっていきなり「よっしゃ、チームトレーニング全部参加じゃ!」ってなってしまうとえらいことになります。

リハビリとトレーニングでは環境が大きく違ってきます。

出来たとしてもトレーナーとの1対1なので、負荷が全然違うんですね。

相手がいるかどうかも影響してきます。

指導者側からの要求でよくある『100%参加できるようになってから』というのは、サッカーと同じ状況を引き起こしにくいリハビリの環境では、正直実現しづらいのです。

リハビリに付き合ってくれる選手が21人いればいいですが、それは現実的ではありません。

そのためリハビリ最終段階では「少しずつ」サッカーのトレーニングに参加させていくことが、サッカーに必要なコンディションを整えるための現実的な手段の一つであると言えます。

 

≪年間計画でリスクを最小限にステップアップ≫

まず大前提として、部分復帰が許容されなければなりません。

そこは指導者の方々に理解していただくとして、じゃあどのように?となるわけです。

そこでチームのトレーニング強度についての年間計画があると、とても分かりやすくなります。

あらかじめ何のトレーニングで何分、何セット、レスト時間は何分、と決まっていれば部分復帰も計画的に行えます。

逆にチームトレーニングが年間計画に沿ったものでなく、毎回行き当たりばったりだと、部分復帰の時間も行き当たりばったりになります。

コンディションのステップアップの振れ幅が大きくなったり小さくなったりするので、難しくなります。

出来る限り、年間でトレーニング計画があったほうがリハビリ選手にとってはリスクを抑えて完全復帰に向かってステップ踏んでいける、ということです。

 

≪まとめ≫

リハビリテーション・ピリオダイゼーションとはすなわち、リハビリ選手のコンディショニングの考え方です。

特別なリハビリメソッドというわけではなく、あくまでチーム全体のコンディショニング・トレーニング計画があって、それに沿う形でコンディションを上げていくという事。

実際、リハビリの目的が再びチームトレーニングに合流できるようにすること、と考えればゴールの指標がチームのトレーニング計画、となるのは自然な話です。

一方で、そこに至るまでの組織の治癒や筋力の再獲得などはトレーナーやセラピストに委ねられます。

こっちはこっちで、僕らセラピストの腕の見せ所。

ここでせっかく機能が回復しても、復帰の段階で台無しにしてしまうのはなんとも悲しい話なので、しっかりコーチに選手を受け渡せるところまで、抜け目なくやっていきたいですね。

このリハビリテーション・ピリオダイゼーションは来シーズンの準備の一環で勉強し直しているところなので、この内容はシリーズ化して継続的に記事にアップできたらなと思います。

 

そんな感じです。

おしまい。

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現場でトレーナーが直面する初期評価の難しさ【サッカーx膝】 http://yhiradefootballmedicine.com/physio/primarycare/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/primarycare/#respond Mon, 17 Apr 2017 06:54:25 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2083  

 

 

 

 

 

 

 

 

photo credit: ·tlc∙ Game 3: OSHS 0, OEHS 4 via photopin (license)

AjaxU17とJリーグ選抜U17の試合を観てきました。アップの観察をずーっとしてたんですが、けっこうな違いが出てましたね。結果はドローで怪我人も出ていなかったので、単純に優劣はつけられませんがなかなか興味深かったですYasu@yasuhiradeですこんにちは。

最近通っているサッカーチームでの話。

先々週くらいのサテライトチームの試合にて、ある選手が膝を痛めました。

その時の現場のフィジオによると

「おそらく半月板だね」

という診断でした。

すぐにMRIのオーダーを出し撮影してもらった結果、

「前十字靭帯損傷」

であることがわかりました。

 

ちなみに半月板損傷の評価はMcMurrayテストでクリック音が聞こえるかどうか、Joint Line Tendernessで圧痛があるかどうかをチェックします。

前十字靭帯の評価ではLach manテストと前方引き出しテスト、Pivot shift testを行います。

※受傷直後(急性期)では前方引き出しテストの正確性は低く、Pivot shift は確定診断に特化、Lachmanは確定・除外のどちらにも優等生。

 

ここまで読んで、

「何だそいつダメフィジオじゃん」

と思った方。いるかもしれません。

実際この選手も、

「最初に言ってたのと違うじゃん」

というリアクションをしていました。

 

確かに、受傷直後にフィジオが徒手で検査したものと、MRI画像診断では異なる結果が出ました。

選手にとっては聞かされた内容と違うし、前十字靭帯損傷という重症だったことでショックも大きいと思います。まあそこはコミュニケーションでカバーされるべき範囲だとして。。。

なぜ、徒手の評価では前十字靭帯が見逃されたのでしょうか。

 

勘の良い方はもうお気づきだと思いますが、ポイントは膝の腫れです。

受傷直後は膝が腫れ上がるので、脛骨の前方動揺性が制限されます。脛骨の前方動揺性によって評価する前方引き出しテストでは陽性が出づらくなる、ということが報告されています。Lachmanはその限りではないようですが、個人的にはがっつり腫れた膝では難しい印象です。

 

こういった影響を考慮に入れて、受傷直後の評価を行う必要性があります。確定診断のための画像診断をオーダーすることはもちろん、選手にも考えられる可能性を説明することが大事です。
評価の難しさはもちろんあるとして、そういった事実との向き合い方も、トレーナーに求められることです。
わからないものを誤魔化す必要はありません。わからないものはわからないと言ってしまえることが、セラピスト・トレーナーとして必要な誠実さであると思います。
そんな感じです。おしまい。
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テーピングを巻いたら「緩いよ」と言われたときの話 http://yhiradefootballmedicine.com/physio/looseankletape/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/looseankletape/#respond Fri, 07 Apr 2017 18:08:26 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2060  

最近、とあるサッカーチームに顔を出しています。

来シーズンに向けての準備、ということなのですが、まだ正式には決まっていないのでまだチーム名は伏せておきます。

ひょっとしたら「やっぱこの話はナシで!」ってなるかもしれません。

まだ油断はできないのです。Yasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

さて、とはいえ仕事のほとんどは現時点ではトレーニング前のケア、そして来シーズンの構想を他のフィジオと話し合っていく、ということをしています。

経験のあるフィジオと、自分の意見を結構バンバン提案出来て、ある程度自由度をもって新しいことに挑戦できるというのは、なんとも贅沢な環境です。

学び、実践し、客観的に評価してさらに改善していく。

このサイクルを無くして僕自身に成長はあり得ないですし、チームへの貢献もありません。

時間はちゃんとあるので、じっくり詰めていきます。

 

で、本日はトレーニング前のフィジオルームでの一コマ。

初めてこのチームの選手の足首にテーピングを巻いていた時の話です。

このチームでは僕は新参なので、このチームで用いられているテーピングの巻き方を使います。

テープの巻き方もチームによって違うのです。

まあ違う巻き方とはいえ、テープのストロークごとの機能はバッチリわかっているので大丈夫でしょ、という感じで巻いていました。

すると、この日僕がテープを巻いた選手のうち2人が、

 

選手「ねえねえ、テーピングちょっと緩いわ」

僕「オッケーじゃあちょっとテープ足すね♪(マジかよありえん。。。Σ(゚д゚lll)ガーン)」

 

テープなんて、これまで数えきれない量を巻いてきました。

アンダーラップがくるくるなるアレとか久しく経験してないしホワイトテープなんてなんなら片手で切ってるのに。。。

なのに「緩い」と言われるとか初心者か!そういや大学のテーピングの授業で緩すぎて「靴下」って評価ついてたやついたっけ!そんな感じ?

ここに来て靴下フィジオとかマジで笑えないっす。。。

 

とにかく。

なんとも自分の中のちっちゃな慢心にであった瞬間でした。

テーピングなんて、巻きなおしたりストロークを足せばいいので、たいした問題に見えませんし、なんならそれ自体はそんな大層なことではないのです。

オランダの選手は正直に言ってくれますし。

ではなくて、

「テーピングとか余裕っしょ」という考えが自分の中にあったことが問題でした。

このまま選手がトレーニングで捻ったりしたら、、、と考えると背筋が凍りましたね。

油断大敵。敵は己の内に有り。

 

新しいスタートにむけ、自分への戒めになる一コマでした。

 

そんな感じです。おしまい。

 

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男子サッカーとは違う、女子サッカーの魅力は【戦術の見やすさ】 http://yhiradefootballmedicine.com/football/womensfootball/ http://yhiradefootballmedicine.com/football/womensfootball/#respond Wed, 05 Apr 2017 00:14:45 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2050

また新しく、仕事の打ち合わせをしてきました。

こっちの要望と向こうの要望をすり合わせる、落としどころを探すのが普通かなと思うんですが、なんか申し訳ないくらい、「いやいやお前に合わせるよ」と言ってもらえて恐縮でしょうがないです。

こー言うときは何かしら裏があるものかもしれませんが、コンタクトパーソンは信頼できる人物なので、ちょっと乗っかってみようと思いますYasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

さて先日、ちょいとご縁があって、女子サッカーの試合を見てきました。

サッカーの国オランダでも、女子サッカーはまだまだ発展途上。プロリーグは8チームのみ。まだまだビジネスとしては伸びしろのあるカテゴリです。

興味に行ったこちらの試合。一部リーグ(一応プロ)の試合で、ホームチームのスタジアムは収容人数約3500人、そして試合の観客動員数はその半分くらい。

観客は結構、選手の身内や地元のサッカークラブ、育成組織に相当するチームが招待されていました。

 

女子サッカーの魅力って何だろーなー、と考えながら見ていました。

女子サッカーといえば、2年くらい前に浦和レッズレディースの試合を観に行って以来です。

 

≪戦術が見えやすい≫

女子サッカーを見ていて、男子と大きく違うと思ったのは、まずテンポ感。男子で言うとU15くらいのスピードでしたね。

速いテンポ、爆発的なプレーを楽しみにしている人には若干物足りないかもしれませんが、それだけに、選手の動きや戦術的な面が見やすいというのが特徴かなと思います。

戦術ゲーム的なサッカーの側面を楽しんで見ている人には向いているかもしれません。

戦術って聞くと、なんか難しいしそもそも監督の意図なんてわかんじゃないか、って思うかもしれませんね。

時々僕もよくわかんなくなったりします(;^ω^)

でも、本当はあまり難しく考えすぎる必要はなくて、例えばシステムの違いによって数的優位はどこにできるのか?ポジションチェンジはどこで起きているのか、サイドバックにパスが入ったとき、前線の選手・中盤の選手はどう動いているのか?

といったような、プレースピードが速い中ではなかなか目で追っていけないところが分かったりします。

それがわかると、サッカーが少し面白くなります。体験談。

 

≪無駄なラフプレーが少ない≫

`あともう一つ上げるとすれば、無駄なラフプレーが少ない、というのは女子サッカーの大きな特徴の一つです。

リスタートの切替が早いのは見ていて好感が持てます。

審判へのアピールも少なく、男子サッカーとは大きく違います。

もちろん、そこが【闘争心がない】ように見えて、物足りない人もいるかもしれません。

職業柄、接触の怪我が少なくて多少、安心して見てられますが(´・ω・)

 

≪まとめ≫

女子サッカーはとにかく男子サッカーと比べられて、面白くないじゃんとかスピード遅すぎ、とか言われたりしますが、要は楽しむ側の好みの問題かなと思います。

特に戦術面でサッカーを楽しむようになると、少年サッカーでも十分面白いです。

このプレーの裏にはどのような指導があったのか、ロッカールームでのコーチングがあったのか、なんて想像してみると飽きないですね。

 

そんな感じです。

おしまい。

 

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【夢中は努力に勝る】指導のコツは夢中にさせること【サッカーx子ども】 http://yhiradefootballmedicine.com/football/fanatic_training/ http://yhiradefootballmedicine.com/football/fanatic_training/#respond Wed, 29 Mar 2017 17:58:06 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2042  

photo credit: joncandy DSC01962 via photopin (license)

 

サッカーオランダ代表の迷走が止まりません。

先日、2018年ロシアW杯欧州予選でブルガリアに0-2で敗戦。

本大会出場がどんどん遠のいていきます。

さらにその直後、監督が更迭。

アシスタントコーチが代理監督となり臨んだイタリアとのフレンドリーマッチでも1-2と敗戦。

さらには代表の中心選手アリエン・ロッベンが「俺とスナイデルは新監督の選考に関わる準備がある」と言い出す始末。

この負のスパイラルから抜け出せる日は来るのか。大会期間中の楽しみが半減するので、なんとしても予選を通過してほしいYasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

さて本日はトレーニングの話。

ジュニア世代の日本人の子ども達にサッカーや身体の使い方を指導する中で、最近ようやく「ああこれが真理か」と感じることがありました。それをご紹介します。

 

≪夢中は努力に勝る≫

とは誰の言葉だったか。

とはいえまさしくこれが最も重要な部分であることに気づかされました。

子ども達に、サッカーのトレーニングでもコーディネーションのトレーニングでも同様ですが、頑張ることを強要していないか、ということです。

簡単にいえば、子ども達は夢中になっているか、ということです。

以前、トレーニングの楽しさとトレーニング効果のどちらをとるか、という記事を書きました。

いまでは子ども達が夢中になって取り組めるものが、最もトレーニング効果が高い、と考えています。

「一生懸命やろう」「真剣にやりなさい」という声掛けはまさしく指導者っぽいのですが、それを言っている時点で子ども達はトレーニングに集中していない、のめり込んでいない、ということになります。

最近これに気づかされることがありました。

自分の指導者としての心の中に「俺のトレーニングをやりさえすれば上手くなるのだから、黙ってやりなさい」というエゴが見え隠れするようになったのです。

もっと上の年代(例えばユース)ではわかりませんが、少なくともジュニア世代では、子ども達の反応は正直です。

楽しい、楽しくない、夢中になっている、飽きている、集中している、集中していない、というのがよくわかります。

では、集中していないのは、子ども達のせいなのでしょうか?はたまた教育・しつけの問題でしょうか?

 

≪最も夢中になるのは【競争】≫

ではどうやったら子ども達は夢中になるのか。

必要なのは適切なトレーニングのレベル設定と、競争です。

難しすぎるもの、単調すぎるものはやはり楽しくありません。

楽しくなければ、夢中にはならず、自分で工夫することも一生懸命取り組むこともありません。

自分がちょっと頑張れば達成可能な課題、そして勝ち負けがあるということ。

この二つをトレーニングに入れることができるか。

その前提として、子ども達のレベルを適切に分析することができているか。

指導者のクオリティが問われることだと思います。

参考になるのは、オランダサッカー協会が発表しているサッカーの学習プロセス

さらに活用できるのが年齢ごとの適切なピッチサイズ

これを目の前の子ども達にどのように当てはめることができるか。

テンプレでは意味がないですよね。

 

≪まとめ≫

自分は理学療法士ですし、コーチングは本職ではありません。

それでも自分の中でサッカーの理解度を高め、サッカーのチームの中で自分をより生かしていけるように、例えレベルは高くなくとも指導の現場に身を置くようにしています。

これをするようになって、やっぱり指導者は大変だな、と考えずにはいられません。

何年もやっているにも関わらずあんまり成長していない自分にもがっかりしているところです。マジでのろまな亀状態です。というかもはや亀に失礼。

が、そのダメな自分と向き合わないことには理想のサッカーに特化した理学療法士として、先もないと思いますので継続してやっていきます。

 

そんな感じです。おしまい。

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【まとめ】膝前十字靭帯の損傷とか手術とかリハビリとか復帰とかいろいろ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/summary_acl/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/summary_acl/#respond Tue, 28 Mar 2017 14:09:43 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2036  

photo credit: Airsoftpal.com Health & Fitness via photopin (license)

 

オランダは夏時間になりました~。時差は7時間(2017/3/28現在)

日本が先でオランダがあとです。よく聞かれるから一応ね。日出ずる国!

急に夜が一時間短くなるから、シンプルに一時間分寝不足だよ!

日本代表の試合もド昼間なので観れないよ。そもそも観る方法が無いよ、と思っていたらYoutubeにAFCがLive流してたけどこれはオフィシャルかな?

でも結局仕事だから観れないよYasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

最近なんだか前十字靭帯ブログと化してきたので、ここらでまとめページを一つ作っておきます。

過去の記事を振り返ってみるといろんなACLネタを書いていて、思えば遠くへきたもんだ。(そうでもない)

カテゴリごとにね、ちょっとずつアップデートしていこうかなと思います。

 

≪前十字靭帯とは?≫

何はなくとも基本からいきます。

と思ったら解剖系の記事を書いてないことに気づく。見落としていたぜ。

まあそこはComing Soonとしておきます。とりあえず筆はまとめ記事のほうに向いているので、筆の赴くままに書きます。

前十字靭帯損傷がサッカーで発生する頻度

UEFAがまとめた前十字靭帯損傷に関するデータを紹介しています。なかなか長期にわたったデータですので、信頼性はあるかと思います。

 

≪なぜ前十字靭帯が損傷してしまうのか?≫

そもそもなぜ、前十字靭帯が切れてしまうのでしょうか?

サッカーを何十年もしていても、全く怪我をしない人もいないし、かといえばサッカー人生において何度も怪我をしてしまう人もいます。

その原因は、果たして生まれつきのものでしょうか?運でしょうか?それとも他に原因があるのでしょうか?

まずは動きのほうから迫ってみましょう。

前十字靭帯が損傷してしまうシーン3選

損傷のシーンをビデオで振り返りながら、最も損傷に繋がったパターンを3つにまとめてあります。

 

そして、疲労が原因で前十字靭帯を損傷してしまったと思われるサッカー選手3例をご紹介します。そりゃ身体も壊れるやん、という状況もあって、他人事ではないなと感じます。

前十字靭帯VS疲労!

1週間に複数の試合を行った選手に起こったこと。さすがにやりすぎかな。

前十字靭帯VS疲労!2nd Half!

別のリハビリから復帰後の出場時間に問題があった例です。

前十字靭帯VS疲労!3rd Half!

開始6分で前十字靭帯が損傷した例。何が原因なのか、考えさせられる例です。

 

≪前十字靭帯損傷後のリハビリ。治療台からピッチまで≫

前十字靭帯損傷のリスクとなる要因は様々なところで議論されていますが、今僕のようなセラピストが早急にサポートしなければいけないのは、今まさにピッチへと戻ろうと頑張っている選手です。

そのためには、どうすればいいのでしょうか?

 

リハビリA to Z!前十字靭帯再建術後からのリハビリプロトコル

前十字靭帯損傷後は、手術によって靭帯を再建するのがスポーツ復帰へのスタンダートとなりつつあります。リハビリはどのように行っていくのか、流れを知っておきましょう。

 

切れたら繋ぐ!前十字靭帯損傷後の新手術

これはまだまだホットなニュースでしょうか。従来は他の筋肉の件の一部を使っていた前十字靭帯の手術ですが、そもそもきれた靭帯同士をくっつけちゃえ、という手術です。あとはこの技術がそれだけ復帰を早めたり、再発防止につながるのか、さらなる研究が待たれます。

 

前十字靭帯のリハビリっていつ終わったらいいの?最低限守るべきスポーツ復帰の基準

リハビリを最終段階まで進めていっても、いざスポーツに復帰したら痛みが出たor膝の他のところが痛くなった!ということはあるあるです。

どうしても一定の基準をバシッと決めるのは難しいところですが、それでもこの辺は最低限クリアしといたほうがいいよ、というのを紹介しています。

 

【理由は不明】前十字靭帯損傷から4か月で復帰してしまったサッカー選手

【悲しい結末】前十字靭帯損傷から4か月で復帰してしまったサッカー選手2nd Half

番外編。前十字靭帯は手術後、日常生活なら6ヵ月、スポーツ復帰なら9~12か月は必要とされています。それは再発や他の怪我との関連から各専門家が名言していることですが、時々びっくりするスピードで復帰する選手もいます。

いろいろな事情があるんだろうなと察しますが、より良い方向に転がってほしいなと思います。

 

≪どうすれば前十字靭帯損傷の予防できるのか?≫

Coming Soon!◀うるさい

 

まとめ

今回は前十字靭帯損傷というテーマで自分が書いた記事をまとめてみました。

この怪我はサッカー界でももはや珍しい怪我ではなくなってきています。今シーズン、Jリーグでも多数の受傷者が出ています。

僕らにできることといえば、少しでも早く復帰できるよう、リハビリのクオリティを上げていくこと。予防のプログラムを作っていくこと。

目の前の選手に全力を尽くすことがまず第一でしょう。

 

そんなカンジです。おしまい。

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【まとめ】前十字靭帯再建後のリハビリ【Basic】 http://yhiradefootballmedicine.com/physio/reha_acl_basic/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/reha_acl_basic/#respond Wed, 22 Mar 2017 22:06:00 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2025  

 

 

 

 

 

 

 

photo credit: mynameisharsha Friend In Need via photopin (license)

最近、悲しい別れがありました。

PCも、医学書籍も、ランチボックスも全部すっぽり包んでくれる良いヤツだったのに。

そいつとの別れは突然でした。。。

その日僕は、いつもと同じように仕事に向かうべく、家を出ました。そう、いつもと同じように。

相棒を片方のストラップだけで肩にひっかけ、ドアを閉めたその瞬間。

 

パキン…。

 

乾いた音とともに振り返ると、金具が大破して変わり果てた姿のストラップ。

もう、こいつを肩に掛けてやることはできない。。。

辛い現実が押し寄せてきます。

その現実と向き合うには、仕事が始まるまでの時間はあまりに短すぎました。

悲しみにくれながらそれでも仕事を懸命にこなし、それでもまだ、その傷は癒えずにいますYasuです@yasuhiradeこんにちは。

 

前置きウザいとか言わないで石を投げないでごめんなさい。

 

例え辛くても、前向きに生きましょう。今回は前十字靭帯再建後のリハビリ記事です。

いわゆる従来の手術テクニック(BPTB/HS)を用いた後でのリハビリの手順です。

原型は学生時代に学校から配布されたものだったり、ガイドライン的なヤツを研修中にブラッシュアップしたものです。

ちょこっとまたアレンジしました。

もちろん今後、新しいことが分かっていけばちょっとずつ更新していきます。

あと、新しい手術テクニックでのリハビリも今後アップする予定ですので、そちらもお楽しみに。

では、行ってみましょー。

 

≪Pre Clinical Phase≫

Pre Clinical、つまり手術を受ける前の望ましいコンディションについて。

  • 関節可動域:膝関節においては伸展0度、屈曲120度。膝蓋大腿関節においては左右差無し。
  • 筋力:健側と患側の筋力差(アイソキネティック)が20%以下であること▶実はこれが術後すぐ膝関節伸展を取り戻すために重要だったりします。

そしてセラピストがやっておくべきことについては、

  • 手術及び術後リハの説明
  • 関節可動域の改善
  • 筋力の改善

また、この時期にやっておくべき検査は、

  • Stroke-test
  • 膝関節、大腿膝蓋関節のROM測定
  • VASスコア
  • KOOS
  • 筋力テスト

などなど。

 

≪Phase1≫

Phase1は術後6-8週の間を指します。

この期間の目標は、6~8週以内に膝の腫脹をできる限り軽減させ、膝関節の伸展は0度、大腿四頭筋の随意運動と歩行が正常に可能であること。

 

Function level

可動域

  • 膝蓋骨:4~6週以内に左右差がほぼない状態まで
  • 膝関節伸展:2~4週以内に0度まで
  • 膝関節屈曲:4~6週以内に120~130度まで

※可動域改善のためのモビライゼーションの結果、腫脹や疼痛が増加した際はNSAIDやCryotherapyを用います。

 

筋力

  • 大腿四頭筋:座位での伸展機能の回復
    • ①EMSや徒手でのサポートを利用する
    • ②Active Straight Leg Raiseによって、Isometricな筋力をトレーニングしていく。トレーニング後の膝のリアクションを見ながら、強度を調節していく
    • ③膝関節の可動域0~60度の範囲でレッグプレスやスクワット、ステップアップを行う
    • ④BPTB-Graftの場合: 4週目からOKCで関節可動域90~45度でトレーニングを行う(レッグエクステンションなど)
    • ⑤HS-Graftの場合: 4週目からOKCで関節可動域90~45度でトレーニングを行う(負荷はナシ)
    • ※BPTBでもHSでも、5週目から10度ずつトレーニングでの可動域を広げていく(5週目: 90~30度、6週目: 90~20度)
  • 股関節外転筋群・股関節伸展筋群・下腿三頭筋も並行してトレーニング

 

Activity level

神経筋(Neuromuscular control)

  • 両足で不安定盤に乗ってバランスを取る、などのNeuromuscular controlをトレーニング▶オプションとして、目を閉じる、デュアルタスクなど課題を追加することもあります。
  • 歩行・自転車
    • ▶歩行時は、できるだけ早く松葉杖を外せるように患側に荷重をかけていきます。膝関節の伸展がきちんと起きているか、が第一の注目ポイントです。さらに松葉杖が外れたら、歩行中のTrendelenburg兆候を見逃さないようにします。股関節外転筋群がきちんと歩行中に機能しているか、していなければ、トレーニング内容を見直さなければいけません。
    • ▶自転車はウォーミングアップと可動域改善を目的に行います。最初は膝関節の90度屈曲が出るまでは行うのが難しいですが、90度を超えて曲がるようになればどんどん取り入れていきます。100度くらいが目標です。

 

Bad proces

こうなると「ちょっとおかしいぞ」という兆候・症状を挙げていきます。

  • 傷口が塞がらず、感染の疑いがある▶ドクターへReferal
  • 6~8週過ぎても膝蓋骨のモビリティが改善していない▶ドクターへReferal!Infrapatellar contracture syndromeのリスク有
  • 6~8週過ぎても膝関節の伸展が0度まで行かない▶Artrofibrosisや Cyclopsの疑いアリ▶ドクターへ

※Artrofibrosis(関節繊維症)もCyclops(再建靭帯大腿付着部付近の瘢痕化した繊維組織)も膝関節伸展時のクリック音の原因になったりします

  • 6~8週過ぎても大腿四頭筋の随意運動が改善しない▶ドクターへ

※随意運動というのは、ここではASLR(Active Straight Leg Raise)における大腿四頭筋の収縮がきちんと行われているか、ということ。膝関節伸展後、下肢を挙上した際に下腿が持ち上がるのが大腿に比べて若干遅いとこれ▲に当てはまります。

  • 6~8週過ぎても歩行が改善しない▶大腿四頭筋とハムストリングスの協調性が悪い。歩行訓練の見直しが必要

 

Phase2へのステップアップの条件

  • 傷口の治癒
  • 患側への荷重における疼痛なし
  • 腫脹が最小限
  • 膝蓋骨の正常なモビリティ
  • 膝関節の0度伸展と最低でも120~130度屈曲
  • 大腿四頭筋の正常な随意運動▶松葉杖なしでのダイナミックな歩行ダイナミックってなんやねんという感じですが、、、要は跛行ではなく左右対称にまっすぐ歩けているかということです。
  • Phase1で行ったNeuromuscular control系のトレーニングが正確に行えること

 

≪Phase2≫

目的はスポーツ活動や負荷の高い身体活動が痛み無く行えること▶ざっくりしてますが、まあこんなもんです。

だいたい8~26週目の期間で、以下は内訳の目安です。

  • 8~12週:筋持久力▶スタビリティ・コーディネーション系のトレーニング中心
    • ※回旋系の動きはまだ行わない
  • 12~17週:筋肥大▶最大筋力をUpさせていく
    • ※疲労に注意▶動きの正確性を重視
  • 18~22週:スポーツの動きに近い筋力トレーニング▶動きの正確性を保ったまま、スピードもUp
    • ※疲労が溜まった状態では行わないのが原則
  • 23~26週:Agilityも加えたスポーツのトレーニング

 

Function level

可動域

膝関節・膝蓋大腿関節の可動域がフルで出せること

 

筋力

大腿四頭筋:
  • OKCでのトレーニングの場合:以下の可動域内での運動を行う。
    • 6週目▶90~20度
    • 7週目▶90~10度
    • 8週目▶全可動域
  • CKCでのトレーニングの場合:
    • 8週目から▶0~90度▶スプリットスクワットやシングルレッグスクワットを行う
  • ※HS患者の場合、12週目から少しずつ負荷を足していく。それまでは自重。

股関節外転筋群・股関節伸展筋群・下腿三頭筋も並行してトレーニング

▶トレーニングの反復回数は、筋持久力から筋肥大を目的に少しずつシフトしていく

 

Activity level

神経筋(Neuromuscular control)

Neuromuscular controlをトレーニング▶つまるところ、Co-activationの能力を高めていくことが目的となります。

ただただ力を発揮するだけではなく、必要な分だけ、必要なタイミングで発揮する能力です。

  • StaticからDynamicへ
  • 前後から左右へ
  • 方向を変える、スピードを変える、プライオメトリックなど、バリエーション豊かにいきましょう

 

歩行・自転車

自転車やクロストレーナーなどを使用。

  • 10~12週▶膝の反応を確かめながら、ゆっくりとジョギングを開始します。次に日に膝が腫れ上がるようだと、ペースが速いか、距離が長過ぎだと言えます。

 

スポーツトレーニング

スポーツに関連した動きをトレーニングに取り入れます。

  • Change of Direction▶Agilityといったように、あらかじめ決まっているタイミング、動きから、リアクションの要素を追加

 

Phase3へのステップアップの条件

  • Neuromuscular controlとAgilityが正確に行えること
  • 患側の大腿四頭筋とハムストリングの筋力が健側の80%以上
  • ホップテストのスコアが健側の80%以上

 

Phase3≫

目的はスポーツ活動や身体活動に完全復帰すること

ベターとされている復帰時期は術後9~12か月です。(36~48週)

Function level

可動域

  • 膝関節・膝蓋大腿関節の可動域をフルに出す

 

筋力

  • スポーツで起こり得るシチュエーションを取り入れた筋力トレーニング

 

Activity level

神経筋

  • Neuromuscular controlをトレーニング▶つまるところ、Co-activationの能力を高めていくことが目的となります。ただただ力を発揮するだけではなく、必要な分だけ、必要なタイミングで発揮する能力です。
  • 両側から片側へ
  • スポーツに特化した運動を取り入れる
  • 運動の正確さを重視する

 

歩行・自転車

  • ジョギングのレベルをどんどん引き上げていく
  • スポーツに特化したコンディショニング

 

スポーツ活動

  • Agilityトレーニングをよりスポーツに特化したものにする
  • 選手が所属するトレーニングへの移行をプランニング、実行していく

 

スポーツ復帰の条件

  • スポーツ動作での痛み無し
  • 膝崩れやスポーツ動作に対する怖さが無い
  • ジョギングからスポーツ動作まで、正確に行える
  • 大腿四頭筋・ハムストリングスの筋力が健側の90%以上▶大腿四頭筋は同じが望ましい
  • ホップテストのスコアが健側の90%以上
  • Drop Jump着地時をビデオ撮影して、Knee-inが見られない
  • リハビリが最低9か月行われている(推奨)

 

≪まとめ≫

いわゆる膝蓋腱(BPTB)もしくは膝屈筋腱(HS)を用いた再建術後のリハビリを時系列にまとめてみました。

あくまで流れは一例にすぎず、患者さんによって早いも遅いもあるかと思います。

ただポイントとして、

早期に杖なし荷重歩行ができる▶術後すぐ膝関節0度伸展ができる▶術前のトレーニングをしっかり行っている

ことがリハビリの進捗を割と左右するかと思います。

きれいに歩行ができるところまで行ってしまえば、あとはじっくり積み重ねていくだけです。

もちろん、動作のクオリティを評価することは必要ですが。Knee-inとかね。

この記事もちょっとずつ手を加えていきますので、忘れたころにまた見に来てください。

 

そんな感じデス。おしまい。

 

Reference:

KNGF Evidence Statement: Revalidatie na voorste-kruisbandreconstructie (2014)

N. van Melick, W. Hullegie, F. Brooijmans, E. Hendriks, C. Neeter, T. van Tienen en R. van Cingel

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http://yhiradefootballmedicine.com/physio/reha_acl_basic/feed/ 0
【まとめ】怪我をしたサッカー選手のリハビリ・復帰までの道のり【あっさり編】 http://yhiradefootballmedicine.com/physio/rehabilitationproces1/ http://yhiradefootballmedicine.com/physio/rehabilitationproces1/#respond Fri, 17 Mar 2017 15:09:03 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=2013 route

photo credit: _.Yann Cœuru ._ Sur la route via photopin (license)

 

最近のお昼はジャガイモ入りのサラダです。

米とかパンの代わりに炭水化物、くわえてビタミンや食物繊維も補給できるナイスな奴です。

どうやら小麦を受け付けない身体だったことが判明したのが最近の話。

パンとパスタが食べられないとかまさに飛車角落ちの貧乏食生活を支えてくれる救世主!

彼とは長い付き合いになりそうですYasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

タイトルにも書いていますが、本日はあっさりした記事です。

サッカー選手が怪我をしたら、どんな感じで応急処置があって、どんな感じでリハビリが進んでいって、どんな感じで復帰していくのか、試合へのGoサインが出るのか。

意外と知らない方もいるかなと思ったんで、その流れを書いていきます。

これ知ってるだけでも、「俺いつまでリハビリしなきゃいけないんだよ…」という現役選手や「おい、あの選手いつになったら試合出んだよ~~~」といったサポーターさんのやきもきが少しでも収まるかな。収まったらいいな。

こってり編はそのうち書きます。なんせ仕込みに時間がかかるので、気長にお待ちくだされ。

 

≪ということで流れ!≫

 

イタイ!休もう!

身体の中のキズの回復!回復呪文求ム!

弱くなった部分とかもろもろのトレーニング!Mr.ストイック!

全体的にコンディションUP!ボールが蹴れる喜び!

試合復帰!行ってみよう!

 

こんな感じ!あっさり!

 

≪もうちょっとだけ細かく書きます≫

って感じで終わってしまうと多方面からお叱りを受けそうなので、もう少し味付けします。

 

イタイ!休もう!

そう、痛みは身体からのサインです。痛みがあるということは、どこか異常があるという事。身体の声を聴きましょう。

痛みの原因は様々で、誰しもが見たことのある「捻挫」とか「肉離れ」といった怪我をした瞬間がわかりやすいもの(外傷)と、特に原因が思い当たらないけど、じわじわ痛くなって我慢してプレーしてたら限界を超えてもう無理!ギブ!ってなるもの(障害)。大きく分けてこの2つです。

前者の外傷は応急処置で冷やしたり圧迫したりして悪化を防ぎます。RICE処置です。最初の3~5日はそれが必要になることが多いです。続けるポイントは痛み・患部の熱感・腫れがあるかどうかです。そして一週間たっても腫れや痛みが一切引かなかったら迷わずお医者さんへ行きましょう。煽りナシで、ちょっとした異常事態です。

基本は怪我をしたらお医者さんのところに行くんですが、よほど重傷でギプス固定が必要とか頭を打ったとかでなければ、怪我をした直後はそんなに急ぐ必要はなかったりします。なんせどう触っても動かしてもイタイから、検査があてにならない。お医者さんも断言できないので、結局後日また診察を受けることになるかもしれません。緊急で行ったほうがいいかわからないときは、お近くの医療系の専門家に相談してくださいね。相談できる人がいなければ、自分で判断せずに、二度手間になっても一応病院へ行きましょう。常に最悪のケースを想定。

後者の障害のようにじわじわ痛くなるパターンは、主に使いすぎに原因があります(もちろん例外はありますが)。ちょっとずつ身体の組織に負担がかかっていって、休んで回復する前に次の負担が来ちゃうもんだから、結果許容量を越えちゃうってもの。もう無理!ってなるまでの時間が長いほど、もとに戻すのにも時間がかかるのも特徴です。出来るなら早めに手を打ったほうがいいのです。

余談ですが、「念のため言っておこうと思って」と言って報告してくれる選手はホントにありがたいです。いや別にコミュニケーション不足を良しとしたいのではなく「こんなこと言ってもしょーがないか」と思って言わないよりは、言っちゃってほしいのです。決して面倒だとは思いません。それが回りまわって選手本人を助けることになります。それがしやすい様に、もちろん専門家はそういう空気づくりに全力を注がないといけませんが。

閑話休題。お医者さんやトレーナーはいろんな検査・身体のテストで原因を探ります。身体の筋力なのか、柔軟性なのか、あるいは使い方なのか、はたまたライフスタイルなのか、考えられる原因をばーーっと出していき、一つずつ潰していきます。

身体の中のキズの回復!回復呪文求ム!

まじでベホマとか使いたい!でも無理だから待つしかない!そんな心が落ち着かない時期です。

外傷では、傷ついた組織(筋肉とか骨とか)が回復して痛みが消えるのを待ちます。それには決まった期間が必要です。基本、急いだって魔法のように早まることはないので気長に待ちましょう。根性では切れた筋肉は引っ付きません。いい機会なので生活習慣を見直してみては?そっちのほうがよっぽと回復に有益ですよ。トレーニングが無いからって夜更かし厳禁!

一応知っておいていただきたいのが、例えば靭帯とか一度傷ついたら緩くなって、構造として怪我をする前には完全に戻り切らない、といったケースもよくあります。半月板という膝のクッションの役割を果たす組織は、その部位によっては血液が通っていないので回復が見込めず、切り取る選択をすることもあります。前十字靭帯は完全断裂すると切れた靭帯同士が離れてしまうので、回復が見込めず代わりの靭帯を移植する必要があります。もっとも、今では新しい手術の方法も出てきているので、今後に期待ですが!

このように、回復にもいろいろです。とりあえずこの期間は「痛み無く身体が日常生活レベルで動かせるようになる」ことが最大の目的で、ここで焦って痛みを我慢してトレーニングをすることは賢い選択とは言えません。

障害では、そもそもなぜ痛みが出るようになったのかを突き止める必要があります。外傷では傷ついた組織に見当を付けやすいのですが、例えば膝が痛い、となったときにどの組織に痛みが出ているのか、なぜその組織に痛みが出るに至ったのか、をいろんなテストで探っていきます。

厄介なことに原因は一つでないことも多く、いくつかのアプローチを同時に進めていくこともあります。よくあるのは、筋肉のバランス(身体の前後の筋や左右の筋)が悪いパターン。バランスが悪いと一方の筋肉ばかりが働くことになり、しかし身体は重力に対してまっすぐ立っていなければいけませんから(なんなら走ったりボール蹴ったり)、他の筋肉を使って関節の角度や姿勢を微妙に調節することになります。結果的に、特定の部位(筋肉や関節)に通常以上の負担がかかります。スポーツであればなおさらです。筋肉であれば、繰り返し同じ個所に負荷がかかり続けると、筋肉は防御反応としてそれ以上動き過ぎないように、柔軟性を失って硬くなっていく性質があります。硬くなると血流が滞り、血流が悪い部分はちょっとした動きで痛みを感じやすくなってしまいます。もしくは関節内の組織が繰り返しの動作のせいで炎症を起こしていいて、痛みが出ることもあります。

硬くなった組織はマッサージやストレッチ、リリーステクニックなどで動きやすくします。今後トレーニングができるように動きを出すことが最優先です。また痛みを抱えて無理していた期間が長いほど、痛みを取り除くにもそれなりに時間がかかります。よろしくない身体の使い方、動きが染みついてしまっているからです。

弱くなった部分やその周りのトレーニング!Mr.ストイック!

トレーニングできることが増えていき、チームにおいてはウエイトルームは俺の城状態になります。ならんか。

外傷では、傷ついた組織はキズが塞がるまで時間をかけなければいけませんが、組織によってはその間全く何もしない、ということもありません。骨折や筋肉の腱では、少しずつ負荷をかけていったほうが治りが早いということもあり、最初の1週間がすぎたあたりから運動を開始します。とはいってもいきなり走り出すわけではなく、その時に怪我をした組織が耐えられる強度、痛みを感じないレベルの運動になります。トレーニングするのは単純に筋力だけではなく、同様に怪我によって低下する柔軟性、安定性、バランス感覚に影響を与える固有感覚受容器など、色々な方向に向かってトレーニングします。しかし、焦ってはいけません。組織が治りきっていない状況で負荷を上げ過ぎると回復が遅くなることだってあります。

障害では、なぜ痛みが出るようになったのか、その原因から逆算してトレーニングを行っていきます。筋力に問題があったのか、柔軟性だったのか、安定性だったのか、もしくは身体の使い方に問題があったのか。考えられる原因にアプローチしていき、無理のない動きができるようになったり、炎症が収まったりして、痛みが出なくなるのを待ちます。

全体的にコンディションUP!ボールが蹴れる喜び!

ここまでくると復帰までもう一歩です。ただの基礎練が至福の時間になります。サッカーってなんて素晴らしい。

外傷・傷害に関わらず痛みが出ずに基本的な(日常)動作が行えるようになったら、今度はサッカーの試合に耐えられるようにトレーニングを行っていきます。これを専門用語でコンディショニングというのですが、試合をするのに適したコンディション(身体の状態)になるように調整するということです。目標は、チームのトレーニングに参加できること。あと一歩、とはいえ油断は禁物。急にレベルを上げたり、急に対人練習など接触する危険性のあるものから始めることはありません。少しずつ、トレーニングによって痛みが再発しないように負荷に気を付け、翌日の身体にどの程度疲労が残るのかに気を配ります。チームトレーニングを行うコーチとも話をして、どの程度、どういった感じでトレーニングに合流していくかを決めていきます。トレーニング負荷と身体の許容量とのバランスです!筋肉痛があったら違う部分を鍛えなされ!

トレーニングの内容は多岐にわたります。ボールを使ったトレーニング、スプリントトレーニング、コーディネーショントレーニング、ウエイトトレーニングなどなど。サッカーの試合に復帰することが最終目標ですから、サッカーを出発点にしてこれらのトレーニングは考えられていないといけません。とりあえず持久走、という事にはならないはずです。同じ復帰レベルの選手が複数いれば、それだけ選択肢も広がります。正解は一つではありません。まさにArt of セラピスト!

この段階では、身体の状態が試合のレベルまで戻っていないにもかかわらず、一気に上げてしまうことで別の怪我や同じ怪我を再発してしまうケースもあります。焦らないことが、結局は一番の近道なのです。急がば回れ!走ってはダメです。

試合復帰!行ってみよう!

そしてチームトレーニングを行っていく中で、いつ試合に、どの程度の時間出られるのか。最終決定を下すのは監督ですが、最初は少ない時間からちょっとずつ試合に出ていくやり方がリスクが少なく、シンプルなやり方です。

よく「スクランブル出場!」なんて記事の見出しにあったりしますよね?もちろんチーム事情、指導者の方々の心の内はお察ししますが、やはり見ていて(´・ω・`)ショボーンとなるのはおそらく職業病でしょう。

こうならないようにしたいなーと思うのが僕の目標の一つだったりします。というかこれはスポーツに関わる医療従事者の使命ですね~。怪我人出すなや怪我人起用すんなやとか四の五の言う前に、もっと腕上げて指導者も納得できる良いシステム考えろや!ってことですね。ハイ、ガンバリマス。終わりなき旅!

 

≪まとめ≫

全然あっさりじゃなかったですね。これでもだいぶカットしたほうですが、でもこんな感じでリハビリというのは進んでいきます。

ご自身が怪我をされてるときは、この流れのどの辺に自分がいるかなー、とか照らし合わせてみると先が見えるかもしれません。というか担当のトレーナーに聞いちゃいましょう。

納得のいく答えが返ってくるかは別として、自分がどっちの方向に向かってリハビリをしているのかは、知っておいたほうがいいです。自分の身体のことですからね。

もうちょっとしたら、専門用語バリバリのこってり編も書…けたらいいな…。

 

ということで、おしまい。

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プロフェッショナルとは何ぞや?という話 http://yhiradefootballmedicine.com/lifestyle/professional/ http://yhiradefootballmedicine.com/lifestyle/professional/#respond Fri, 10 Mar 2017 18:59:39 +0000 http://yhiradefootballmedicine.com/?p=1990 Coffee

photo credit: thebarrowboy #36 Road Trip via photopin (license)

 

お腹が減ってくると「とりあえずコーヒー飲むか」と解決をコーヒーに委ねます。もはや眠気覚ましとか、嗜好品とかいう域を越えたものをコーヒーに要求しています。

コーヒーにしてみたら無茶ぶり以外の何物でもないですが、そのリクエストを軽く飛び越えてくるコーヒーはさすがだと思います。安物のインスタントコーヒーでも、飲むと午前中の空腹ぐらいはあっさり解消されます。

そうやってコンスタントに結果を出し続けるコーヒーのようになりたい。

Yasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

プロフェッショナル (英:Professional)、略して「プロ」は、本来の意味は「職業上の」で、その分野で生計を立てていることを言い、「公言する、標榜する」が語源である。対義語はアマチュア (英:Amateur)。類義語にエキスパート (熟練していること 英:Expert、対義語は 英:Inexpert )、スペシャリスト(特化していること 英:Specialist、対義語は 英:Generalist )がある。

しかし、日本語としての「プロ」という言葉には、派生として以下の意味が含まれる。

  1. 「認定プロ」のこと。統括する団体が認定した人。プロゴルファーやプロボクサーなど。多くの団体では賞金支給の対象になる。
  2. 専門家のこと。ある分野について、専門的知識・技術を有しているひと。
  3. そのことに対して厳しい姿勢で臨み、かつ、第三者がそれを認める行為を実行している人。
  4. 複数のグレードがある場合、高機能、高耐久性として上位バージョンや装飾を廃した下位バージョンとしてつけられる。

(Wikipediaより引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB

 

長めの引用失礼しました。

最近よく「プロフェッショナル」という言葉を耳にします。つい先日仕事のミーティングをした時も、相手のオランダ人からプロフェッショナルという言葉を耳にしました。ありがたいことに、僕の持つ(かどうかは定かではない)そういう性質に価値を置いてくれているようです。

ではなぜ彼らは僕に「プロフェッショナリズム」を見出してくれたのでしょうか?

 

①単純に公認のフィジオセラピストだから

②プロクラブで活動した経験があるから

③言葉、態度にプロフェッショナリズムが溢れていたから

④オーラが凄かったから

 

④は無いでしょう。間違っても無いでしょう。というかオランダ人とオーラについて話したことがありません。時々そんな職業でもないのに日本の一般市民で見える人達がいますが、彼らって実はすごく高スペックなんじゃないですかね。他に言うことが無い時に、このフレーズを使っていた時期が自分にもありました。ここだけの話。

 

話を戻して。

 

①、②は割と可能性があると思います。特に、やっぱ資格と実績って大事だなと思わされます。日本にいたころは「資格は所詮資格だよ」と何度聞いたことかわかりませんが、資格を持っていなければ足を踏み入れることのできない世界があることもまた事実で、そういった場合は1の資格ってすごく大事だなと思うんです。医療の現場は特に、できる事とできない事の境界線が明確になります。

雇う側、仕事を依頼する側にとっては大事なのは①と同様に②でしょうね。過去どのような環境で活動していたかは、その人の能力や仕事ができるかどうかを推し量るうえで大事な要素です。環境ってすごく大事です。よく「付き合う人を選びなさい」といいますが、自分よりスペックが上の人と過ごす時間を増やすと、自然とそっちに引っ張られていくんですよね。僕がかつてFCユトレヒトというクラブにいてとても自分の身になったと思うのは、そういう部分です。

③の言葉や態度っていうのは、ミーティングの時によく聞かれることですが「君はここで何がしたいの?」「将来どうしたいの?」という問いに対する答えで、自分の思いの丈をぶつけるわけですが、その中のどれかが響いたのかな。

個人的に大事にしたいのは③だったりします。他のももちろん大事ですが、これに関しては自分で意識しないとどっかに置いてけぼりになってしまう部分だと感じます。もちろん付き合う人達の影響を受けやすい要素だと思いますが、それ以上に自分が自分のやっていることをどれだけ大事にしているか、が表れてしまいます。自分のやっていることの価値を自分で認めている、誇りを持っている、いろいろと表現の仕方があると思いますが、そんな感じです。(←雑)

自分の言葉、自分の態度が自分のやっていることの価値を高くも低くもする。極端な例を言えば、ダイエット指導をするパーソナルトレーナーが太っている、みたいな。自分の仕事の失敗に正面から向き合うのも、自分のやっていることの価値を大事にすることですよね。失敗して、それに向き合って改善しようとしなければ、向上はありませんから。目を逸らさない勇気が必要だとも言えます。

 

≪まとめ≫

何がプロフェッショナルの要素なのか、そもそもプロフェッショナルと呼ばれることに意味があるのか、人によっていろいろだと思います。他人が口に出して認めてくれるプロフェッショナルな部分はありがたく受け入れるとして、それとは別に自分は自分の仕事に真摯に向き合うところからやっていこうと思います。例え誰も口にしてくれなくても、学生だったとしても、プロフェッショナルであろうとすることは出来るし、それはとても意味のあることだと思います。

 

Yasu

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