突然の監督交代。信頼されるために信頼してみる

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photo credit: Substitution – FA Carlsberg Vase Final 2009 – Glossop North End v Whitley Bay via photopin (license)

 

一か月ほど前になりますが、所属チームの監督の交代がありました。

成績が理由ではなく、よりサッカーを見る眼持ち、ユトレヒトのサッカーを理解した前監督が、対プロチームユース選手のスカウティングに抜擢されたからです。

それ以外にも、当人の体調の問題もあったそうですが。

夜中に監督から直接電話をもらい、その話を聞かされました。

彼を応援したい一方、まだまだ学びたいことがあったのに、と残念な気持ちにもなりました。

 

シーズン途中で監督が代わることは選手にとって影響があることはもちろんですが、スタッフにとってもそれは同様です。

僕は新監督とは1~2回しか面識がありませんでした。

リーグ戦は真っ只中で、信頼関係を築いていくのにあまり時間はかけられません。

あまり時間がかけられない中で、それでも選手にとってより良い環境を再構築する必要がありました。

 

そこでできるだけ早く信頼関係を築くために僕がやったことはシンプルに「監督を全面的に信頼する」ということでした。

 

≪前監督とは真逆の新監督≫

二人の監督を比べると、まさに「静」と「動」。

どちらもキャリア10数年の元プロで、熱い気持ちを持ちながらも、選手に多くを言い過ぎず育つのを待つ前監督と、とにかく細かく指示を出して成長を促そうとする新監督。

選手起用にコンディションのリスクをあまりとらない前者と、リスクを割ととっていく後者。

前監督は特にコンディショニングトレーナーの資格もあり、コンディショニングにはかなり理解の深い方でした。

 

≪理解するように動く≫

経験則として、監督との信頼関係がまだできていない時は「外国人だから」「まだ理学療法士ではないから」「サッカーの専門家ではないから」という理由でとるに足らない存在として見られてしまうこともあります。

ですがそれも仕方のないことで、そこからどれだけ自分を認めさせるためにアクションを起こすか、というのを常に考えるようにしています。

相手に「わかってもらえない」と嘆く前に、自分が相手を「理解するように努力する」こと。

監督の頭の中をできるだけ理解し、チームの方向性に沿った行動をとることで、信頼関係を少しずつ築いていくことができます。

スタッフミーティングでも「こう思うけどこれでいい?」と、当たり前に思えることでも発言し「自分はチームのことを理解しようとしてます」アピールをちょいちょい入れていったりします。

それが相手、この場合は監督を理解し、そして向こうからも信頼してもらえることにつながっていくわけです。

 

≪信頼してもらうためには、まず自分が信頼する≫

そして一番大事なこと。

「理解するように努力」することの根底には、相手を信頼することが必要になってきます。

相手の言っていること、相手が監督であれば、そのサッカーの考え方が選手達を育て勝利に導くものとなるはずだと、まずは信じてみること。

半信半疑でチームの中にいても、それではきっと悪いところばかり見えてきてしまうんですよね。

一緒のチームで活動することはもう決まったことなので、客観的・批判的な視点はもちろん重要ですが、それらを理解しつつ良いところを見つけてそこが生きるようにする。

 

≪まとめ≫

ということで、監督が急きょ交代したらどうするか、というお話でした。

現時点では監督とはありがたいことに良好な関係が築けている、と思っています。(僕だけかな?笑)

メディカルスタッフとしての自分の仕事をきちんとこなすことは大前提で、そこからさらに信頼関係をできるだけ早く築くには、どれだけ相手を知ろうと歩み寄れるか、ということが大事です。

これはざっくり言ってしまうと「監督に気に入られる」ということになってしまいますね。

それに注力することに抵抗がないわけではないですが、それよりも選手のために自分がチームに貢献できる環境づくりのほうが100倍大事です。

自分にできることは何か、自分がこのチームの中で価値を生み出すために何ができるかを考えた結果、ですね。

残り僅かのシーズンも考えることを止めずに頑張っていきます。

 

 

Yasu


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