子どもの発達を考えた時、サッカーの指導者はただのサッカーの指導者でいいのか?

coach youth photo credit: The Sharks: The Finer Points of a Strategic Game via photopin (license)

最近の記事ですが、発達における指導の注意点が書かれています。 特に6~8歳の特徴は大事にされるべきです。

就学前のまだ小さな子どもたちにとって、「サッカーのトレーニング」という縛りは必ずしも必要なものではありません。この年頃の子どもたちに重要なのはとにかくさまざまな運動体験をすること。 小学1、2年生(7、8歳)くらいになると、少しずつ「サッカーというスポーツ」を認識できるようになってきます。この年代の特徴として挙げられる「好奇心が旺盛で、身体を常に動かしていたい。ただその反面、集中力はまだまだ少ない」

これはまさしく僕が普段、この年代の日本人の子ども達を指導しているうえで実感していることですし、オランダでも育成年代はその年代に合わせた指導が必要だという認識です。

さらに具体的にオランダの指導の仕方でいえば、6,7歳ごろは「ボールの扱い」を中心にトレーニングすること、としています。トレーニング中には出来るだけ子ども達にボールを触らせ触っていない時間が長くなることは問題とされます。この年代はボール以外は見えていないことが多く、そこからゴールに攻める、ゴールを守るといった基本的な攻守のルールを学んでいきます。チームメイトはあまり見えていません。

8,9歳ごろは「ボールと一緒に、目的を持ったアクションを身に付けること」を目的としてトレーニングされます。目的を持つとは、方向・ポジション・タイミング・スピードに意図が少しずつついてくるということです。また、チームメイトも少しずつ見えるようになってきます。状況に応じて判断を要するシチュエーションを取り入れていくことになりますが、まだ解決策の引き出しはほとんどないですので、考えさせるだけでなく解決策をコーチが示してあげることも必要です。

≪まとめ≫

子どもの発達に伴うトレーニング・コーチングの内容は1,2年のスパンでどんどん変化していきます。最終的に教えたいプレーモデルがあったとしても、それを選手たちに落とし込むには必要な方法論やタイミングがあるということです。「育成年代のサッカーの指導者」とは、ただサッカーの分析や戦術理解に長けているだけではなく、年齢に合わせてかみ砕いて教えることが出来る、ということが求められるのだと思います。


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