意外なホルモンの仕業?運動すると頭が疲れる理由

脳

運動されたことのある方は誰しもが経験のあることだと思うのですが、運動後は身体がだるかったりしますよね。身体に疲労を感じる原因は疲労物質FFの仕業だ、という発見は以前このブログの記事でもご紹介したとおりです。

疲労の正体って?その原因から考えるアプローチの仕方| フットボールノコトバ。

 

 

一方で、身体が疲れるのはもちろん、運動後は頭もなんかぼーっとすることがありますよね。特に考えずにできるランニングでも、運動後には頭に疲労を感じることがあります。今回はその原因の一つに迫ったある記事をご紹介します。コペンハーゲン大学の脳科学者の研究による記事です(注:オランダ語)。

Wetenschap 24 – Waarom hersenen moe worden van beweging

 

 

 

運動中に脳内で分泌されるもの

運動中に脳内に起こる一つの例として、長距離ランナーが走行中に感じる感覚【ランナーズ・ハイ】という現象があります。これはエンドルフィンとセロトニンという物質が分泌されるためです。

セロトニンは「幸せホルモン」なんて呼ばれることもあり、人間の気分・感情に関連するホルモンです。

運動中にこのホルモンが分泌されることによって、人間はより心地いい気分になって楽に身体が動かせるように感じ、より運動に対し積極的になっていきます。

 

セロトニンが運動神経を妨害?

ところがこの脳内物質は一方で筋肉に違った形の働きをもたらします。高濃度のセロトニンは運動神経の働きを抑制する、というのです。

運動神経が抑制されると、脳はより強い信号を筋肉へ送らなければならなくなるため、脳への負荷が高まり疲労を感じるというのです。高い心理的緊張をもって運動した時に消耗した感覚がするのも、脳への高負荷という、同様の理由からだそうです。

 

この実験はなんと〇〇を用いて行われた

今回の研究は動物実験のレベルの発見なのですが、なんと興味深いことにこの実験の対象となった動物は「カメ」でした。研究の代表者は「従来のこの手の脳の研究は不十分だった。十分なセロトニン分泌と、低酸素状態に耐えられることが条件で、ラットなどのげっ歯類よりもカメのほうが適していた」と述べています。さらにカメの脊髄はヒトの中枢神経系のモデルとするのに適していたため、今回の研究で明らかになったことは、哺乳類でも当てはまるであろう、という非常に前向きな考察がなされていました。

 

幸せホルモンとして注目されているセロトニンにも、予想外の副作用があったものですね。とはいえ自分の感覚ですが運動が好きな人にとっては、運動後の頭の疲労感も実はそのうち運動をやりきった充実感に変わっていったりして、そんなに悪いものでもない気が・・・・しませんか?私だけ?

 

Yasu


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