選手のアクションで表現する

陸上コース

【現象を選手のアクションで表す】

さて、それではちょっと前の記事からの続きです。【サッカーの言葉】というのがテーマでした。サッカーの言葉を使ってサッカーのピッチで起こったことを表す、とはどういうことなのでしょうか?

サッカーの言葉を扱うということ

 

 

 

サッカーの言葉を使ってピッチで起こっていることを表現するということは、すなわち何が起こっているかを「選手のアクションを用いて」分析することであり、それによってピッチ上の問題や課題をトレーニングに落とし込みやすくなります。

 

【体力がない?切り替えが遅い?】

ここでは有名(?)な例を挙げます。サッカーの試合中の出来事です。後半30分を過ぎたくらいでチーム全体の攻守の切り替えが遅くなってきたとします。

このピッチ上の現象を見て、

A「心肺能力が低いor体力がない」

B「早い攻守の切り替えを90分間維持できない」

という2種類の問題点が出たとします。

A「持久力が低いor体力がない」と問題点を捉えた場合、この問題を解決するために行われるトレーニングは、VO2max(最大酸素摂取量)を鍛える「持久走トレーニング」です。

一方、B「早い攻守の切り替えを90分間維持できない」と捉えた場合、問題を解決するために行われるトレーニングは「攻守の切り替えのトレーニング」です。

すなわち、ピッチ上の現象をどう捉えるか、言葉の表現のレベルの違いによって、その後のトレーニング内容がすっかり変わってしまうということです。

ちなみにいずれこのブログでも書きますが、「サッカーは瞬発系の競技」ですので、持久走トレーニングはあまりピッチ上のパフォーマンスへの効果は期待できないということが、わかってきています。

 

【プレーの問題はトレーニングで解決する】

選手のアクションでピッチ上の現象を捉えることは、すなわちトレーニングをより効果的にするということにつながります。トレーニングの目的はピッチ上での問題点を改善すること、パフォーマンスを向上させること、とするならば、トレーニング内容はプレーを行う選手のアクションで表されるべき、ということです。

個人的に、戦術やテクニックに関しては、ここまで書いてきた「選手のアクションで表す」ことは当たり前のことかもしれませんが、フィジカル・コンディションという部分にフォーカスしたトレーニングになると言葉があやふやになってしまう傾向があると感じています。

選手のコンディションを管理する者として、私自身、このような考え方が自然に、かつ周りにわかりやすく伝えることが出来るようにならなければ、と思います。

 

 

Yasu


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