筋トレとコンディショニングトレーニングをどのようにプランニングしていくか

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最近晩御飯少なめにしたほうが良く眠れて目覚めも良い事に気づきました。内臓を休ませるのがいいという事か、という新しい発見がありましたこんにちはYasu@yasuhiradeです。

前回の記事ではフィジオセラピストとしてのウォーミングアップの取り組みについて書きました。

さらに今回は、チームの中でやっているピリオダイゼーションについて書いていこうと思います。

 

そもそもピリオダイゼーションとは、レイモンド・フェルハイエン氏が提唱した、サッカーのシーズンにおける長期的なプランニングのことを指します。

僕も以前、Mentorshipという5日間のがっつりコースに参加したことがあります。

だからといって、自分はこの理論のエキスパートだ、というつもりはこれっぽっちもありません。

むしろビギナーだと思っていますが、今シーズン帯同するVVアルクマールでは監督が結構しっかりピリオダイゼーションをやっているので、これは勉強するチャンス!とばかりに監督と頻繁にコンディショニングの話題でコミュニケーションを取っています。

 

さて、女子のエールディビジは毎週金曜の夜に公式戦があります。

さらにうちのチームは土日がオフで月火水木がトレーニングになります。2部練はナシです。

そうすると、必然的にコンディショニングの要素を入れるのは火曜日になります。

これは、試合の前後2日はコンディショニングトレーニングによる負荷を与えない、という原則にのっとっています。

さらに、月曜はオフの後の再スタートでもあるので、比較的低い強度のトレーニングになります。

ここではさらに、インディビデュアルなトレーニングで個々の能力を少しでも向上させる取り組みをしています。

僕のここでの担当はコーディネーション(主に身体の効率の良い動かし方)ですが、詳細はまた別の記事で。

水曜と木曜は、金曜の公式戦に向けた戦術トレーニングがメインになります。強度は火曜日に行ったコンディショニングの回復期間であることを考慮に入れて、比較的高すぎないものになっています。

なるべく怪我によってトレーニングから離脱する選手を減らす、というのが目的なので、選手の状態はなるべく細かく把握し監督と情報交換をするようにしています。

コンディショニングトレーニングの中身は、フットボールスプリントとフットボールコンディショニングゲームです。ここはいわゆる教科書通りのやり方です。本来ならば同時期にスタートするところですが、うちのチームは少し遅めにフットボールスプリントを開始しました。結構最近の話です。詳しい理由は後述しますが、筋トレに多めに時間を割きたかったためでもあります。

 

さらに、ストレングストレーニングもプランニングに入れています。器具は使わず、全て自重で行っています。

これには、訳あって器具が使える状態にない、ということがあります。これもどっかの記事で紹介しますね。とはいえ、無いならないで工夫してやりましょう、となったのです。

シンプルに怪我の予防という意味でのストレングストレーニングの目的がまずあります。また、女子選手のフィジカルというのは、男子選手のそれとは大きく劣っています。

年代的には、アマチュアのトップレベルのU15の選手と同等くらいです。実際にトレーニングマッチをやりましたが、むしろフィジカル勝負では負け越していました。試合は勝ちましたけど。

特に身体を素早く動かす、というところが全体的に劣っており、そこにもフォーカスしてトレーニングをしています。こちらもまた別の機会に。

 

ちなみにサッカーのピリオダイゼーションでは、ストレングストレーニングは取り扱い注意案件となっています。

試合のタイミングと超回復の48~72時間のタイミングを考慮すると、うちのチームの場合、どうしてもコンディショニングトレーニングと曜日が被ってしまいます。

困ったら工夫してやりましょう、ということで落ち着いたのが、まずコンディショニングゲームをやり、その後でストレングストレーニングを行う、ということです。

出来るだけ、サッカーのトレーニングであるコンディショニングゲームに時間をとり、最小限の強度でストレングストレーニングを慎重に行う、というものです。

そもそも同じ日にやるんじゃない!と本には書いてあるのですが、そこはホラ、チーム事情としてね(;・∀・) フットボールスプリントはカットしてたし(;・∀・) 怒られるかな?(;・∀・)

まあそれはさておき、プレシーズンスタート時、うちのチームの選手は基本的なベースとなる筋力が足りていない、ということになったので、プレシーズンからここまでは筋トレをけっこうしっかりやってきました。

そして最近になって先述のフットボールスプリントを導入し始めたので、今後の筋トレの割合は少しずつ減っていくか、体幹中心のトレーニングになるかと思います。

 

そもそも筋トレやんなくても、コンディショニングトレーニングだけで良くない?という話になりそうですが、特に女子選手においては、筋トレをしっかりやっておかないとそもそも怪我しやすい、コンディショニングトレーニングによる疲労のコントロールだけでは足りない、という考えがチームにありました。(アライメントの問題や関節の弛緩性から)

加えて、監督のやりたいサッカーは前線からのハイプレスでボールを奪って攻めるハイテンポなサッカーです。そのため、選手のフィジカル面での向上は不可決。

最低限、ベースとなる全身の筋力はしっかりつけておく必要があったのです。

 

長々と書きましたが、まあ正直言って手探りにもほどがあります。開き直るわけではありませんが、誰か答えをください!という感じです。

サッカーのピリオダイゼーションでは、男子についてはノウハウが蓄積されていますが、女子はそれほどではありません。

チェルシーレディースというとっても良い例がありますが、それでも母数が少なすぎます。

でも取り組まないわけにもいきません。2年ほど前、筋トレを全く行わなかった年のチームでは怪我人が続出したそうです。

6月中旬にプレシーズンが始まって9月末現在、怪我は2件。完璧に防げているわけではありませんが、これでもその年と比べてかなり少ないとのこと。

この感じで、試行錯誤を重ねていくしかない、ということです。ガンバリマス。

 

そんな感じです。

おしまい。

 

 


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