疲労を溜めないトレーニングも重要

2017年5月4日

ランナー

トレーニングというと、身体をガッツリ鍛えることだけイメージしてしまいがちです。

ガンガン走りまくって追い込んだり、筋トレでパンプアップさせるといったことですね。

それらはトレーニング後に身体を休ませる超回復という原理を利用してフィジカルをパワーアップさせる目的があり、それを引き起こす負荷のかけ方は「オーバーロード」と呼ばれます。

コンディショニング理論である「サッカーのピリオダイゼーション」では、同様の目的でコンディショニングトレーニングを行います。

ところが、毎回のトレーニングでこのオーバーロードを選手に与えるわけにはいきません。

 

オーバーロードには回復期間が必要

オーバーロードは超回復を引き起こすために必要ですが、そのための適切な回復期間を考慮に入れておく必要があります。

その回復にかかる期間はどのような目的のトレーニングを行ったかに依りますが、24時間から72時間と言われています。

この回復期間中にさらなるオーバーロードを掛けた結果、「疲労が溜まる」という状態に陥ります。

すなわち、身体の負荷許容量が低下した状態であり、怪我のリスクが高まっているということです。

 

試合前日は負荷のかけ方に注意

試合前日のトレーニングは、そこでオーバーロードをかけてしまうと、回復し切らないうちに試合を迎えてしまう可能性が高くなり、怪我のリスクが高まります。

そのため「サッカーのピリオダイゼーション」では、このタイミングではアンダーロード(低負荷)の戦術的トレーニングをすることになります。

そうすることで、翌日にできるだけ疲れを残さずに試合に臨むことができます。

 

本日のFCユトレヒトU15のトレーニングは

今日(金曜)は担当するFCユトレヒトU15カテゴリの練習を見てきましたが、戦術的要素の多いトレーニングを、レストを長めに取りながら行っていました。

翌日の土曜日は公式戦ですので、疲労を溜めないように、という監督の意図です。

もちろんトレーニングの質は下げないよう、一本一本のセッションは全力でしたが、そのあとはしっかりと休息をとります。

その分フリーズやコーチングの時間を長く丁寧に行っていました。

 

「サッカーのピリオダイゼーション」では怪我で離脱する選手を出すことなくトレーニングを100%で行うことがチームとして強くなるために重要だとしています。

そのためにはトレーニングにおける負荷のかけ方はものすごく大事で、試合にフレッシュな状態で臨めるように、それに合わせてチームトレーニングのプランニングをしなければいけません。

疲労が溜まった状態で最も高い負荷にさらされる「試合」を迎えるということは、一番避けなければいけないことです。

オーバーロードとアンダーロードの使い分けが大事ですね。

 

 

Yasu


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