シーズン後半戦スタート!

案内板

こんにちは。

学業のドタバタの関係ですっかり更新が滞ってしまいましたが、ようやく落ち着いてきたので、また頑張って毎日(?)更新していきたいと思います。

さて、時はすでに2014年。ウインターストップによって中断されていたオランダのリーグ戦も、今週から再スタートしました。

私が研修させていただいているFCユトレヒトU12も、本日ホームでリーグ戦が行われました。対戦相手はJSV Nieuwegein D1。かつてユトレヒトでもプレーし、現在スウォンジーでプレー、オランダ代表に選ばれたこともあるミシェル・フォルム選手の出身クラブです。

昇格のために、負けられない試合

私達ユトレヒトは現在リーグ5位。対するJSVは3位。シーズン前半でのアウェイの試合では0-2で敗れており、優勝のためには絶対に負けられない試合でした。

試合前のミーティングからチームのムードは若干ピリピリ。緊張感が漂っていました。JSVといえばトップとディフェンスラインに身体の大きな選手を置いている、ガチガチのパワープレーを得意としたチームです。

さらにユトレヒトはこのリーグに12歳以下で構成されたチームで参加していますが、相手はD1カテゴリということで一つ歳上の13歳以下、身体の大きさもスピードも平均的に相手が上回っています。

ちなみに私達ユトレヒトU12は去年までは一つ上のリーグに参加していましたが、結果が振るわず降格、一つ下のカテゴリでプレーしています。他の参加チームにプロチームはいませんが、全てU13のチームのため、年代としては一つ上のカテゴリに所属しています。昇格のためにも優勝がこのチームに課せられたミッションです。

そんなチーム事情もあって、今回はユトレヒトのU13のチームから3名、助っ人で選手に来てもらいました。さすがにこの年代では身体能力で勝る相手にサッカーのスキルや戦術で上回れるほど、まだサッカーは上手くありません。そのハンデをなくすために、同じDカテゴリから選手を呼び、身体能力で負けないようにディフェンスラインを強化しました。

※オランダでは年代のカテゴリ分けがA,B,C,D,E,F,Miniとされており、U12とU13は同じDカテゴリに含まれるので、そのチーム間での選手の移動は認められているのです。

連携とスピードのユトレヒトvs ロングボールとパワーのJSV

試合はロングボールとパワーでたたみかけてくるJSVと、しっかりとGKからビルドアップで繋いでいきスルーパスでFWのスピードを活かして攻めるユトレヒトが、互いにその長所を随所に出した試合となりました。

ユトレヒトといえば、エールディビジに所属するトップチームはロングボールと激しいファイトを中心としたプレースタイルですが、アカデミーは決してそんなことは無く、むしろ各カテゴリ監督の多くはオランダサッカーらしい後ろから繋ぐスタイルを選んでいます。

結果は、相手の力強いロングシュートやFKなどで失点はしましたが、ビルドアップでハーフライン過ぎまでしっかりボールを運び、相手の守備が崩れたところをスルーパスでFWを走らせる形がハマり、そこから低いクロスにスピードで飛び込む形で得点を重ね、ユトレヒトが最終的に4-2で勝利!シーズン前半の雪辱と優勝へ向けての大きな1勝を手にしました。

勝ったことは良かったけども・・・

めでたくユトレヒトが快勝で終えた試合でしたが、残念なことが一点だけありました。こういったリーグ戦では、主審はホームチームがきちんと資格を持った人を手配し、線審は各チームから一人ずつ出す形を取ります。それぞれのチームの線審が、自チームが守るコートで線審を行うのですが、これで良く起こるのが、身内びいきのジャッジです。具体的には、明らかにオフサイドではなくても旗を上げ、自チームが有利になるような判定をするのです。もちろん最終的に笛を吹くのは主審ですが、判断が難しい場合は線審の判断を仰ぐのも仕方のない話です。それをいいことにアマチュアチームの多くは平気でそういったことをやってのけます。

ユトレヒトはプロチームであるという自覚とプライドから、そういったことは行いません。それはしっかりと監督から線審へと伝えられます(もちろんミスジャッジは起こり得ることですが)。ですがアマチュアチームはプロチームに勝つことにこだわるチームも多く、このような残念なことも起こるのです。

今回の試合も、どこからどう見たらオフサイドになるのか不明なジャッジが多々ありました。相手チームの中ではそれが当たり前のことなのですが、やはり真剣勝負に水を差すような形になってしまったことが残念です。身内びいきが当たり前の中で育った選手が良い選手になるとはとても思えませんし、勝ちにこだわり過ぎた指導は育成にはふさわしく無いでしょう。

JSVにも良い選手はいましたが、このような戦い方が当たり前になることが、とてももったいなく思います。育成とは何なのか、大事なことは何か、考えさせられる試合となりました。

 

Yasu


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