丁寧な技術とスピード感 ~ベルギーサッカーの感想~

ベルギー国旗

前回の記事でも書きましたように、イースター休暇はFCユトレヒトU12チームに帯同してベルギーの国際トーナメントに参加してきたわけですが、その初日の夜に主催チームの方の粋な計らいでベルギーリーグ観戦に招待していただきました。

対戦カードはLierse対Oostende。Lierseのホームスタジアムで観戦してきました。

Lierseスタジアム

 

Lierseは当時リーグ最下位ということで、プレーオフに関わる大事な試合とのことでした。

かなりボリュームたっぷりのホットドッグBroodje worstを片手に、ベルギーリーグ初観戦でした。

ベルギーリーグホットドッグ

序盤に感じた印象

まずこの試合の序盤の印象としては、両チームとも【パスが丁寧】であること、ということがありました。パスにスピードがあり、バウンドも少なく精度の高いパス交換がされていました。ただ、残念ながらパスは通るものの、相手を崩す意図はあまり感じられず、必然的にサイドに追いやられていくという場面が多かったです。フリーの選手にパスは通るのですが、その選手はたまたまフリーになっている、という状況でした。フリーになるためだったり、中央を崩すためにポジショニングを変えたり、相手を意識した動きの工夫が見られませんでした。パスの精度は高かったのですが、相手を動かすことにはならず、ゴール前に引いた相手の密集地を崩すことは出来ていませんでした。

ベルギーリーグ試合

 

試合はカウンター勝負に

その後の試合の展開としては全体的にLierseがボールを保持している時間が長かったのですが、前述のようにサイドに追いやられることが多く、特にセンターフォワードには長身の黒人の選手がいたのですが残念ながらその選手にはパスは通らず、ポゼッションの時間の割にはチャンスらしいチャンスは作れませんでした。対するOostendeもボールを持った時はLierseと同様の状況に陥り、膠着が続きましたが、Lierseの守備のマークのズレをついてカウンターが決まり、Oostendeが先制。さらに同様のカウンターからPKを得たOostendeが2点目を決め、ここからOostendeがLierseを押し込む時間帯が続き、逆にLierseがボールを奪ってからの素早いカウンターに移る場面が多くなっていきました。むしろポゼッションよりこちらのほうが得意なのではないか、というくらいですね。スピード感は間違いなくありました。

ボールを奪ってから密集地を丁寧なパス回しで潜り抜け、タイミングを合わせて裏にFWを走らせるカウンターの応酬がしばらく続き、Lierseがゴール前の混戦から一点を返しましたがそこでタイムアップとなりました。

 

日本サッカーっぽい?

今回の試合においては、パスやトラップといったボール扱いの正確さはオランダ以上日本未満、といった感じでした。ただ、試合運びやパスがズレなく足元にバシッと決まる感じは、なんだか日本サッカーを見てる感じがしましたね。笑 それでいてカウンターにはスピードもありましたから、見ごたえのある試合ではありました。

参加したU12のトーナメントでもそうだったのですが、ベルギーのチームは足元の技術に優れている選手が多く、それでいて攻める時は裏に蹴って前線の足の速い選手を走らせる、という形が多かったです。これがベルギーの主流なのでしょうか?今度首位を走るスタンダールやアンデルレヒトとかも見てみたいですね。一説ではベルギーサッカーの上位チームの現在の流行は、オランダのように相手を見たポジション取りを意識しつつ、日本のように足元の技術もつかって勝負していく、といった形のようですし。このやり方が成熟してくると、すごいサッカーが見られそうな気がしますね。

 

 

Yasu


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