準決勝直前!アルゼンチン戦に向けてオランダ代表メディア情報まとめ

WK2014

昨日の準決勝第一試合は衝撃の結末でした。開催国ブラジルがドイツに1-7で文字通り粉砕されるという試合結果となりました。ディフェンスラインが引きすぎていてラインコントロールが全くなっておらず、中盤が間延びしてドイツへの圧力が低下しているなー、なんて思っていたら立て続けに失点してしまいました。ドイツにとっては比較的コンディション的に有利な状態を保って、決勝進出を決めることができたと言えるでしょう。

そして今夜はオランダ対アルゼンチンによる準決勝第二試合です。私はW杯前に注目チームとして上げていたこの2チームの対戦、非常に楽しみでなりません。

その試合を迎えるにあたって、メディアで飛び交っているいくつかの情報をルイ・ファンハール監督のコメントを中心に整理しておこうかと思います。

 

アルゼンチンとメッシ

ここまでのW杯の試合で、システム変更やPK対策GKを準備するなど、その手腕に注目が集まっているオランダ代表ルイ・ファンハール監督。とにかく万全の準備をしてぬかりなく試合に臨むこの名将は、次のアルゼンチン戦、特にメッシについて聞かれ、

私達の相手はアルゼンチンだ。私はいつも特定の個人についてではなく、チームについて話をしている。

とし、メッシは世界最高の選手に選ばれたこともあると触れた上で、

彼はこの大会を通して、ナショナルチームでそのパフォーマンスを見せたがっている。私達はそれをさせてはいけない。これは私たちにとってチャレンジだ。

と答えています。

またファンハール監督は、アルゼンチンはコスタリカよりも良いチームだとして、今回も延長戦になる確率が高く、勝率は50%&50%だろうと予想しています。

 

選手のコンディション・負傷者は?

ファンハール監督はインタビューにおいてコンディショニングについて尋ねられると、

私は回復の為に選手たちには2日与えたので、延長戦やPK戦の影響はないだろう。トッププレーヤーであれば試合間3日でフィットし、4日目にはしっかりとフレッシュな状態になれる。

と答えています。

コンディショニング理論「サッカーのピリオダイゼーション」の考え方から、セオリーでは試合後24時間はエネルギー補給とタンパク質摂取・老廃物の除去を効果的に得るために血流促進を目的として、試合翌日にはリカバリートレーニングを行い、その翌日、すなわち試合後2日目はオフにします。翌日、7月6日の記事で、チームはトレーニングを行ったと書いてありますので、おそらくリカバリートレーニングを行ったものと予想がつきます。そして、別の記事から次の日は移動と軽めのトレーニングだったと思われます。非公開でしたので内容についての情報は見当たらず、推測の域を出ませんが。

現在メディアで出ている負傷者は、ナイジェル・デヨング(MF・股関節痛)、レロイ・フェル(MF・ハムストリングス痛)、ロン・フラール(CB・膝の痛み)、ロビン・ファンペルシー(CF・腹痛)、ダリル・ヤンマート(SB・腹痛)との情報があります。

ファンペルシーは火曜のトレーニングを別メニューでこなし、デヨングとフラールはテストを行い、翌日、すなわち今日その反応を見るとされています。全員の回復に注目ですが、特にデヨングは、決勝トーナメント第一戦対メキシコにて開始9分で交代しています。このような早い時間帯の交代によって交代枠をひとつ使ってしまうことは、総力戦となる決勝トーナメントのようなハイレベルの戦いでは死活問題だといえます。ファンハールのようにベンチワークを駆使する監督であれば尚更難しい展開となるでしょう。メッシ対策としてデヨングの出場濃厚であることも報じられていますが、果たしてファンハールの選択はどうなるのでしょう?

 

サッカー好きの子供たちへ

ファンハール監督は、オランダの子供向けニュース番組に対して、そしてサッカー好きの子供とその両親に対して、次のようにコメントをしています。

私は自分の子供にいつも試合を見せている。なぜならこれは他に並ぶもののないユニークなことだからだ。また、子ども達はオランダが勝つか負けるか気になって眠れないでしょう。一般的に今は夏休みだと思うので、ご両親にはお子さんにテレビを見せてあげることを強く勧めたい。

と、この準決勝がオランダ時間22時キックオフであることについてのコメントでした。

日本でも、日本代表の試合時間に合わせてサッカーの試合時間をずらすなど、様々な活動が行われたことは記憶に新しいです。大人がサッカー少年・少女のことを考えてあげることは、やはり世界共通で大事だということですね。

 

注目選手

ロッベンやスナイデル、メッシが注目なのは言うまでもないですが、個人的に注目しているのはオランダ代表デリク・カイト選手です。かつてFCユトレヒトに在籍していたこのベテラン選手は、サイドバックからサイドハーフ、ウイングまでこなせる非常にポリバレントな選手で、ファンハール監督のベンチワークを支える重要な存在と言えます。豊富な運動量と堅実なプレーと経験でチームを支える姿は、まさに百戦錬磨の風格があります。

 

さあ、キックオフまで2時間を切りました。個人的にはもちろんオランダに勝って欲しいところです。一方で、オランダのコンディショニングの専門家、レイモンド・フェルハイエン氏が今大会のアドバイザーを務めたというアルゼンチンのプレーにも注目して見たいと思います。

 

 

Yasu


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