2014年W杯まとめ① 日本らしいサッカー

グループC

先日、2014年W杯はドイツの優勝で幕を閉じました。開催前はいろいろと治安やインフラ整備など、これまでのW杯よりも心配事のタネが多かったような気がしましたが、大事になることなく終えられて良かったなと思います。

さて、お祭りが終わってしまって数日が経ちました。寂しい気持ちを抑えながらも今日はそんなW杯について、忘れないうちにメモしていきたいと思います。まずは日本代表についてです。

 

日本代表

今回、日本中の期待を背負って大会に臨んだ日本代表。私も大会前にアルゼンチン、ベルギー、オランダに善戦した日本サッカーが世界の本気にどこまで通じるのかに注目していました。前線に海外のクラブに所属する選手を多く揃え攻撃に主軸を置きながらもその攻撃力は影を潜め、結果は残念ながら2敗1分けでグループリーグ敗退となってしまいました。選手・監督はもちろん、日本サッカーに関わる人々、日本サッカーを応援する人々にとって、いろいろ考えさせられる大会だったのかなと思います。

 

ザッケローニ監督

今大会期間中、ザッケローニ監督の采配については多くの意見があちこちで飛び交いました。明らかに準備不足なパワープレーの選択や、交代枠の使い方は、見ている試合の映像や他のメディアの情報からしか様子を知ることの出来ない一般の人々に対して、疑念を抱かせるには十分だったかと思います。もちろん、就任期間中や退任時の様子などから、ザッケローニ監督が真摯に日本サッカーのために取り組んでくれたことは伝わってきました。それだけに結果が伴わなかったことは、勝負の世界の厳しさと言うより他ないですが、非常に残念でした。縁があれば日本サッカー界に戻ってきて欲しいと個人的には感じています。

 

日本らしいサッカーとは?

今大会、もっとも多く話題に登ったフレーズではないでしょうか。「日本らしいサッカー」という言葉はメディアでもSNSでも至るところで目にしてきました。このブログでも、日本代表に期待しているプレーとして、「ハードワークを厭わない勤勉さ」や「密集地での俊敏性や正確な足元の技術」などをあげていました。これらが現時点での日本代表や日本サッカーの特徴ではあるということはおそらく大筋でズレてはいないと思います。大事なのはその「日本サッカーの特徴」というのが世界に通用したかどうか、ということです。そして結果からも明らかなように、答えは「通用しなかった」です。「日本のサッカーが出せれば勝てる」という表現もありましたが、対戦相手を前にして日本サッカーの特徴が出せないことが現在の日本サッカーであり、日本の実力であるという事実が突きつけられた今大会でもあったと思います。

この日本サッカーの特徴というものが悪というわけではありません。それしか手段を持たなかったことが問題だったのではないでしょうか。日本代表の足元の技術とハードワークはそれだけで世界の本気と渡り合える程、十分なレベルに無かったということは、受け止めなければいけない現実なのかなと思います。日本のテクニックやハードワークはそれだけを見れば世界でも高いレベルにあると思います。少なくとも、私の周りのオランダ人指導者は口を揃えてそう言います。そのテクニックを持ってしてもグループリーグ突破すら叶わなかったというのは、それらを生かすための状況判断や戦術が伴っていなければ世界の本気の相手には勝てないということを表していると思います。

言うまでもありませんが、パスサッカーが今後衰退していくとは微塵も思っていません。ドイツが優勝して、スペインがグループリーグ敗退したために世界のサッカーのトレンドがドイツサッカーに傾くように思われがちですが、パスサッカー、ハイプレスサッカー、引いて守るサッカー、ロングボール主体のサッカー等はそれぞれがイチ手段で、それぞれに善し悪しがあります。後述しますが、そのサッカーの捉え方も含めて今大会上位の国から学ぶべきことはいろいろあると思います。

 

ということで、次の記事に続きます。

 

 

Yasu


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