ヘディングは脳に影響があるかもしれないが、サッカーから消える日は来るのか

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photo credit: neil@ D01_7482 via photopin (license)

久しぶりの更新になりました。

最近は身の回りのことが割と目まぐるしく動いていて、あまり落ち着かない毎日を送っています。こんにちは、Yasu@yasuhiradeです。

もうちょっとしたら、いろいろとご報告できるかと思います。

 

≪脳震盪についておさらい≫

今回のお話は【ヘディングの脳への影響】についてです。

脳へのヘディングの影響と聞いて、まず浮かぶのが脳震盪。ということで、このブログでも紹介したこちらの記事。

サッカーと脳震盪 ~知っておくべきその対応~ | フットボールノコトバ。
基本的な部分をまとめています。

そして、アメリカで10歳以下のヘディングが禁止されたことを受けて、色々と考察したこちらの記事。

【脳震盪】やるべきことはヘディングの禁止より対応の普及 | フットボールノコトバ。
ポイントは、アメリカで問題になったのはアメリカのサッカー現場で、脳震盪に対する発見や対応が不十分であるという保護者の訴えが元になったという点。

そして、従来の研究からユースレベルにおけるヘディングと脳震盪や頭部の重篤な障害との関連性は認められなかったという点。

現状としてまず求められるのは、現場で起きた脳震盪に対する対応策の普及、という点でした。

 

≪脳への影響についての新たな見解≫

そして最近出てきたのがこちらの記事。

元ネタの研究はこちらですね。

Evidence for Acute Electrophysiological and Cognitive Changes Following Routine Soccer Heading – EBioMedicine
22± 3歳のアマチュアサッカー選手(男女)が繰り返し20回のヘディングを行い、直後、24時間後、48時間後、2週間後に脳機能を評価したものです。結果としては直後に脳機能、主に記憶の部分で有意に低下が認められたとしています。

一時的な変化であること、10分間に20回のヘディングはリアリティの面でどうなのかということを含めて、まだまだ研究が必要だと考えられます。著者も「この研究はサッカーのヘディングによって何が起こっているかを知るためのファーストステップだ」としています。

 

≪禁止するのだとすれば、脳疾患との関連≫

サッカーという競技において頭でボールを扱うことが許されている以上、ヘディングの必要性が無くなることはないでしょうし、ジュニア世代で制限したのち、ジュニアユースから重たいボールでヘディングするようになった途端、未熟なヘディング技術ゆえの影響がどう出るかは未知です。

ということで、なんとも難しい問題ですが、その後の脳疾患との関連性が明らかにならない限りは大きく規則は動かないのではないでしょうか。

実際にルール改正のあった例では、アメリカンフットボールが安全性を理由にオフェンスのスタートラインを5ヤード伸ばしたというのがありました。一方でラグビーではタックルの危険性が常に叫ばれていますが、その競技を構成する重要な要素であるので、ルール改正には至っていないという例もあります。サッカーにおけるヘディングは、ラグビーにおけるタックルよりはまだルール改正の可能性がありそうですが。。。

とはいえ少なからず脳にヘディングの影響は出ているようですので、これが本当であれば、個人的にはやはりジュニア年代まで制限があってもいいのではと思っています。

 

≪まとめ≫

ということで、ヘディングが脳に与える影響について初めて検証した実験でした。

近い将来、トレーニング中に水を飲むことが当たり前になったように、ヘディングをしないことが当たり前になる日が来るのかもしれませんね。

 

Yasu


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