小さい年代のサッカーの上達は片脚立ちから

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photo credit: ξωαŋ ThΦt (slowly back…) via photopin cc

 

最近のサッカー選手のパフォーマンス(特に育成年代)を見ていると思うのは、バランス能力は大事だということです。

日本人の小学生年代ではサッカーの指導とコーディネーションの指導、オランダ人の中学生年代には一部ですが治療の実習や試合帯同でのサポートをしていて、彼らのサッカーをする様子を見ているとだんだん、これはやっぱり大事だ、とわかってくることがあります。

それが、「片脚でバランスが取れるか」ということです。

最近でも同じような記事を書きました。

早い年代から、自分の身体を思い通りに動かせるように | フットボールノコトバ。

 

自分の身体を意識できれば、運動能力はグッと上がる | フットボールノコトバ。

 

 

これがサッカーのパフォーマンスにどう関係してくるのか、私なりに今感じていることを今日はさらっと書いていきます。

 

<<サッカーでは多くの動作が片脚>>

サッカーに限らず、スポーツの動作の多くは片脚になる瞬間が多くあります。

走る、切り返す、ジャンプ、キックなど様々な動きがありますよね。

大人の感覚や、サッカー経験者の感覚からだと、片脚で動作をすることなど当たり前のことですから、なかなかそこに目はいかないかもしれませんね。

 

<<違いが大きいのが小学校低学年>>

ある程度年代が上がってくると、動きそのものに大きな個人差というものは見え辛いのですが、小学校低学年だと面白いように違いが出ます。

この年代にはサッカーの指導とコーディネーションの指導の両方を行っているのですが、その中に「片脚バランス」というトレーニングをすることが良くあります。

非常にシンプルなトレーニングなのですが、片脚で一定時間立てる子と立てない子がいます。

さらにサッカーの動作、ランニングや切り替えし、キックが比較的スムーズに行える子はバランス能力もある、片脚で立つことができる、という関係が見えてきました。

キック動作では特に顕著に表れます。

ボールを蹴るために片脚立ちになる必要があるため、当然と言えば当然ですが、蹴り足を上手くコントロールするためにも、軸足の安定性はやはり大事なようです。

 

<<中学生年代でも同様の傾向>>

さらに、オランダ人の中学生年代の選手にもその場の流れで「片脚バランス」をさせてみることがあるのですが、これがまた結構できない印象です。

もちろんコケてしまうということはありませんが、フラフラしてしまいます。

その中でもコーディネーションと呼ばれる、身体の使い方の上手い選手や、プレーの一つ一つを流れるように行える選手は、この片脚立ちが安定しています。

 

<<リハビリでもバランスは大事>>

ここで私の本職のリハビリの基本に立ち返ってみます。

リハビリの早い段階では、静的・動的バランス能力が関与してくる「スタビリティ」トレーニングというものを行います。

つまり、バランスをとって身体を支える能力というものは運動における問題を解決していく上で早い段階にクリアしなければいけないのです。

 

<<運動を始めたばかりの年代だからこそ大事>>

いろんな運動能力を高めていくうえで、バランス能力があるのとないのとでは、技術の習得のスピードに差が出てくる、と考えています。

サッカーでは「サッカーが上手くなるためにはサッカーをしなければいけない」とはよく言われることですが、サッカーを上手くするためにサッカーのトレーニングにおいてより大きな効果を得るために必要なのでは、ということです。

基本的に全ての年代でバランス能力を向上させることに意味はあると思いますが、運動することを始めた幼稚園や小学校低学年の年代では、特にこのアプローチが効果的だと思います。

そもそも基本的な運動能力さえも、まだ十分に走り回れる程備わってはいないですからね。

こんな小さな年代からサッカーを始める子も多いでしょうから、ボールを蹴るついでに、トレーニングしてみると面白いかもしれません。

もちろん重要度で言えば、その運動の楽しさが一番に来ることは忘れてはいけないことです。

ですがさらに運動ができるようになって、より一層その運動の楽しさを引き出すためにも、この部分のアプローチをちょっと工夫して普段のトレーニングに加えてみてはいかがでしょうか。

 

 

Yasu


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