サッカー選手である前に、人として学ぶべきことがある

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photo credit: Taking a Break via photopin (license)

 

普段は週末の公式戦のあと、結果はともかく一通り選手に必要なケアをすれば、とりあえずひと息つけるのですが、今週は少し様子が違いました。

試合はフェイエノールトとのアウェーで1対1の引き分けとなったのですが、その試合後のロッカールームでとある問題が起き、緊急ミーティングとなったのでした。

 

<<ロッカールームの使い方>>

本来、ホームでもアウェイでも、試合後のロッカールームはその週の担当の選手が掃除をするのがクラブの決まりとなっています。

ところが今回、ロッカールームがドロドロのまま放置されていて、そのまま選手たちは帰りのバスに乗り込もうとしていました。

先週、ホームの公式戦の後にも同様のことが起こっていたためこれは問題だとして、全員をロッカールームに戻して監督から話がありました。

 

<<人として学ぶべきこと>>

監督が特に強く選手達に伝えたのが、

【公共の物・場の使い方】

【決められた規則を守る】

【お互いに注意しあう】

という3点です。

他にも使う人がいる公共の場の使い方や、クラブが決めている「掃除」という規則を守ること、さらに出来ていない時にはチームの中でお互いに注意し合うということ。

これらは今後大人になっていく彼らが身に付けておかなければいけないことでもあります。

 

<<サッカーだけしていればいいわけではない>>

FCユトレヒトアカデミーといえば、腐ってもプロクラブの育成組織ですから、そこに所属する選手たちはオランダのサッカー界ではエリートに部類されます。

しかし、FCユトレヒトというクラブが選手たちに求めている者は、決してサッカー選手としての成功だけではありません。

仮にプロ契約が出来なかったとしても社会人としてしっかり生きていけるように、規律や学業といった部分も決して軽視することはありません。

彼らにとってサッカーは人生にとって重要なのはもちろんですが、人生がサッカーだけになってしまってはいけない。

そういうことなのでしょう。

 

<<育成の選手に接するときには>>

私はFCユトレヒトでアカデミーの選手達と接することもありますし、日本人サッカークラブで子ども達を指導することもあります。

それぞれ私に任された仕事はメディカルサポートやサッカーのコーチングなのですが、それとは別に彼らが人として必要な部分を学んで身に付けることが出来るように指導していくのも、役職の問題ではなく育成年代のサッカー選手に関わる大人としての役割ではないかと思います。

これよりもサッカー選手としての結果やキャリアが先行してしまうこともありますし、そういった方針のクラブもあるでしょう。

ですが少なくとも自分は結果やキャリアよりも人として必要な部分を大事にするクラブに身を置きたいと思っていますし、いまそういうクラブに関わることが出来ていて幸せだなと思います。

 

 

Yasu


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