サッカーにおける「タスク」を用いて試合を振り返ってみた

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土曜日はFCユトレヒトU15のアウェーゲームで、PSVに行きました。

現在首位を走っている自チームは、残り4試合の中で現在2位のAZ、3位のアヤックスと直接対決を残しているため、確実に勝ち点を取っておきたい試合でしたが、残念ながら0-2で敗戦。

そんな試合の様子を、試合におけるファンクションとタスクから振り返ってみようと思います。

これはオランダサッカー協会のコーチングライセンス取得の際にも扱われる、サッカーを理解するうえで重要なポイントです。

以前オランダサッカー協会の講師の方の講義を受けた際、この内容が含まれており、まさにサッカーを知るうえで基礎中の基礎であると言えます。

 

<<サッカーの試合のファンクションとタスク>>

サッカーの試合には4つのファンクションがあります。

【攻撃】、【攻撃から守備への切り替え】、【守備】、【守備から攻撃への切り替え】の4つです。

どのシーンも、この4つに分類されます。

さらに攻撃・守備ではそれぞれ、攻撃では【自陣・敵陣でのビルドアップ】【得点すること】、守備では【自陣・敵陣での相手のビルドアップの妨害】【失点を防ぐ】、という明確なタスクがあります。

 

<<前半は攻撃→守備の切り替えが遅く。。。>>

この試合では、開始15分で2失点をしてしまい、そのままリードを守られての敗戦となりました。

言い訳をするわけではないのですが、この日はアップが終わるころに人工芝のピッチには大量に水が撒かれ、アップと試合でピッチ環境が完全に別物になってしまいました。

こちらのチームはピッチで踏ん張りが効かずズルズルと滑り、ボールも水によってコントロールしづらくなっており、相手チームも滑ってはいましたがこちらほどではなく、あまりに影響はなさそうでした。

そうして試合開始当初、その違いに戸惑っているところに自陣でコントロールミスからボールロスト、そして攻撃から守備への切り替えが遅く数的不利な状況を作られ失点。

これでもかというくらいハッキリと、ゴール前でのクロスに対して完全に中央の選手をフリーにしてしまっていました。

2点目も自陣でのボールロストから切り替えが遅れ相手を追う形になったサイドバックの選手がたまらずファール。

ペナルティエリアの少し外の位置から見事な直接FKを決められ、前半15分で0-2と厳しくなってしまいました。

その後はこちらもピッチ状況に少しずつ慣れ、相手陣地にボールを運ぶものの、チャンスを作り出すには至らず、両チームは大きな決定機を迎えることなく一進一退で前半を終えました。

前半をタスクを使って表現してみます。

【自陣でのビルドアップ】【攻撃から守備への切り替えと失点を防ぐ】という点でミスが見られ2失点しましたが、その後【自陣でのビルドアップ】は安定しボールを敵陣に運べるものの【敵陣でのビルドアップ】が上手くいかず、一方で【自陣・敵陣で相手のビルドアップを妨害する】ことはなかなか上手くいかずボールは運ばれたものの【失点を防ぐ】ことは安定してできるようになり、0-2というスコアで折り返しました。

 

 

<<後半は敵陣での守備が効いた>>

ハーフタイムでは相手のビルドアップを妨害する戦術を再確認し、攻撃に転じていきました。

相手のセンターバックの一方はビルドアップ能力の高いということがあらかじめ分かっており、彼にボールを持たせないポジショニングの話は試合前から既にしていましたが、前半は全く機能しませんでしたので、その再確認です。

さらに後半に入って、ピッチの状態もだいぶ改善されました。

さすがオランダ、乾燥が早い。笑

前線からポジショニングを意識して守備を開始し、狙い通りセンターバックの一方にはほぼビルドアップで仕事をさせずにプレスがはまっていきました。

そうして後半はほぼ相手陣内でプレーし、相手のチャンスは1,2回、こちらのチャンスは10回以上に及びました。

GKとの一対一、クロスにフリーで合わせる、バイタルエリアからのバー直撃のミドルシュート、ゴールエリアからの間接フリーキックなど、決定的なチャンスはかなりありましたがことごとく決まらず。

審判のジャッジもかなり謎なものが多かったのですが、それは今回は置いておいて、後半はスコアレスで終わり結果は0-2となりました。

後半をタスクを使って表現してみます。

多くの場合で【敵陣で相手のビルドアップを妨害する】ということには成功し、【敵陣でのビルドアップ】からチャンスをクリエイトすることも成功しましたが、【得点する】ということは上手くいきませんでした。

 

<<まとめ>>

ということで、サッカーの試合における【タスク】を用いて、先週土曜の試合を振り返ってみました。

こうして言葉を使って表現してみて分かったのが、プレーの様子などの映像として見ている物を文字にしてみると、頭の中でこの試合がかなり整理されたということです。

試合の特徴を捉えやすくなったというか、【なぜ0-2というスコアに終わったのか】ということをざっくりとではありますが説明しやすくなりました。

きっともっと上手く、明確に出来ると思うのですが、今の私のレベルだとこんなもんですね。笑

ただこれも、まだまだサッカーを理解するうえでは入り口にすぎません。

ここからさらに、タスクが上手くいった時と上手くいかなかった時の理由が説明できるようになれば、また一歩上のレベルでサッカーを理解して、サッカーの言葉を扱うということが出来るようになるのかなと思います。

 

 

Yasu


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