ユース世代の日本サッカーは足元の技術と走力で世界を圧倒する。じゃあその後は?

2017年5月14日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜更かし中です。

夜食を食べようか迷っています。Yasu@yasuhiradeですこんばんは。

 

日本のユース選手とオランダ、もしくは海外のユース選手との違いはどこか、と考えることがしばしばあります。

日本の選手たちのほうが礼儀正しくてオランダの選手たちは度が過ぎてフランク(笑)、日本の選手たちのほうが集団行動が得意でオランダの選手たちはいつでも結構自由、などなど挙げればキリがないですが、その中でもサッカーにフォーカスを当てて考えると、いくつか見えてくるものがあります。

 

技術か、判断か?それをいつ教えるのか?

まず最初にみえてくるのが、日本の選手たちのほうが足元の一つ一つの技術は高いが判断がオートマティック、オランダの選手たちは技術こそ不安定だが相手のポジショニングによって判断を変えている、という点です。

大事なのは、足元の技術も相手を見て判断することもどちらも重要なサッカーの要素だということです。最終的にプロになってトップレベルの試合に出るとなると、どちらも備わっていなければGOODなプレーをすることは難しいでしょう。

日本で今どのような指導がメインでなされているのかは、あまり詳しくはないのですが、オランダでは相手を見てポジショニングとプレーの判断を決めることを早い年代からトレーニングしていきます。もちろん、足元の技術もトレーニングしますが、比率は前者のほうが多いでしょう。

 

何を改善してプレーの質を上げるのか?

先日、担当するチームの選手たちが練習前のアップのなかでボール回しを行っていました。スペースの関係もあって、なんと12対2。これは外の選手は余裕だろうと思って見守っていると、なんともまあボールが回らないのです。鬼は中に2人、外は12人もいるのに、なんでこんなにも回らないんだろう、と思って見ていました。

結局、スペースはたっぷりあるのにわざわざ鬼がいて狭いところにパスを出し、そのパスがずれたり、トラップが跳ねたりといったことが原因でした。

そこでコーチが一旦止めて、「試合と一緒だ、考えてプレーしてごらん」と軽くコーチングしました。すると徐々にボールが回りだしたのです。

相変わらずパスやトラップは雑でしたが(もちろん、ちょっとは良くなりました)、それよりもしっかり中の鬼を見て、空いているスペースにパスを出すようになったのです。判断の部分での改善が大きかったのです。

パスやトラップといった技術的なところでプレーの質を上げるよりも、判断を改善することでプレーの質を上げる、ということがこの選手たちには染み付いているのだなぁと思いました。

 

この差は、代表クラスになって現れてくる??

これが日本の選手だったらどうなのかな?とも考えてみました。おそらく、高い技術で狭いところにもパスが通ってボールは回るのでしょう。逆に、プレーの判断というのは日本のジュニア年代ではどれくらいできるものなのだろう、と興味が湧きました。今度帰国したときはちょっとトレーニングを除いてみようかなと思います。

この判断、というのが実は日本が高い技術を持つのに試合に勝てない、点が取れない原因の一つではないかなとも思います。

明らかに数的不利なところにパスを出したり、数的有利や1対1のポジションがあるのに横パスを一本入れてしまってタイミングを逃したり、背の高い相手がゴール前に人数が揃っているのに高いクロスを上げたり、というところは判断をが上手くいかなかったために起こったことなのかな、という気もします。もちろん、ピッチ上の選手からは他の違うものが見えているかもしれませんので、断言はできませんが。

そういった意味では、U-17代表のサッカーには非常に興味があります。なぜなら、今のU-17世代は相手の守っていないところを攻める、といった相手を見て判断するサッカーをしているというのです。是非一度見てみたいですし、このチームの成功が、日本サッカー躍進のきっかけになるかもしれませんね。

 

(※2017年5月14日追記)

この記事は3年以上前に書いたものですね。

最近ではいろいろと世代別の日本とオランダをはじめとする欧州のチームとの試合を見る機会がありました。

Jリーグ選抜U17とアヤックスU17(オランダ)、バイエルン・ミュンヘンU17(ドイツ)、ユベントスU17(イタリア)、アンデルレヒトU17(ベルギー)。

日本の高校チームとオランダのアマチュア混合チーム。

日本代表U14とオランダ代表U14。

なかなかバリエーションに富んでますね。6月にはなでしこジャパンとオランダ女子代表の試合もあったりするので楽しみです。

さて、初めてこの記事を書いたときと比較すると、以前より日本のサッカーに対する見方が変わってきました。

上記の国際試合を通して日本と各国のプレーを比べてみると、日本が圧倒的に勝っているのは走力と技術。ここらはユース年代では圧倒的ですね。

判断力は、、、どーでしょう。ぶっちゃけ良く分かんなかったですね。

まあそれは置いておいて、その走力と技術の優位性が上のカテゴリに進むとどうして保てなくなるのか、むしろどうして勝利に結びつかないのか、と言い換えてもいいかもしれませんが、そこが日本の課題の一つでしょう。興味深い課題ですね。

理由としてパッと思いつくのは、

単純に他国が走力・技術力の面で追い付いていく

走力と技術力のある相手に対処する方法を学ぶため(レベルの高いリーグでプレーする選手の数が増える)

日本の選手の技術と走力がユース以降伸び悩む

といったところですね。まあ仮説です。

その仮説を解決する方法としては、シンプルに考えればJリーグのレベルを上げることJよりも高いレベルのリーグでプレーする選手を増やすこと、ですね。

誰しも「んなこたーわかってる」ってカンジだと思いますが。

じゃあ具体的にどの方向性で、となりますが、例えばJリーグにおいて走力と技術力に特化してゴリゴリにレベルを上げていく、とかは近道といえば近道かもしれませんね。すでに高いレベルにあるのですから。判断力とか意に介さないレベルで、判断間違ってもリカバリーできてお釣りがくるくらい高めれば。身もフタもないですかね。

そんな感じです。おしまい。

 


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