試合を中心に考えることが、より安全にコンディションを向上させる

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「試合に勝つこと」

これはどのサッカー選手も、プロであろうとアマチュアであろうと、共通の目的であると言えます。

そのためになにが必要かと言うと、まあ実際はいくつか挙げられるのですが、そのうちの一つに望ましいコンディションというものがあります。

望ましいコンディションとは、サッカーで言えば試合を通して高い強度のプレーを高い頻度で行うことが出来る身体の状態を指します。

試合に勝つために質の高いトレーニングを行っても、試合に疲労が溜まった状態で臨んでは、臨む結果を得ることは非常に困難になるでしょう。

そして一試合だけではなく、このコンディションをシーズンを通して維持・向上させていきたいわけなのですが、そのためにただただ連日激しいトレーニングをすればいいのかというと、そうではありません。

試合に疲労を溜めない状態で臨み、そしてシーズンを通してより安全にコンディションを向上させていくために、まず第一に注意するポイントがあります。

先日私が参加した「サッカーのピリオダイゼーション ベーシックコース」でも、この重要性を強く教わりました。

一回で終わらずに、繰り返し何度も学ぶことの重要性

 

 

<<試合を中心にトレーニングプランを立てること>>

それは、試合を中心にトレーニングプランを考えるということです。

試合というのは、最も身体に負荷がかかり、疲労が溜まります。

それもそのはず、両チームが勝つことを目的に、激しいプレーを頭をフル回転させながら行うので、それは当然と言えるでしょう。

その試合に疲労が溜まっていないフレッシュな状態で臨むには、試合から逆算してトレーニングプランを立てることが何よりも重要です。

試合や負荷の高いトレーニングを行ったとき、そこから回復に要する時間は48時間から72時間と言われています。

この回復期間を考慮に入れて、高い負荷のトレーニングを入れるタイミングを決めるのです。

全ては試合を中心に考えます。

 

<<試合の前日・二日前にすべきこと>>

そうすると、自然と試合の前日や二日前は負荷の高いトレーニングをするべきではありません。

ここで激しいトレーニングを行うと、試合に疲労が溜まった状態で臨むことになりますので、それは好ましくありません。

先ほども述べましたが、もっとも負荷が高くなる「試合」に心身ともにフレッシュでない状態で臨むことは、勝つ可能性が減りますし、怪我のリスクは高くなります。

ですので戦術的なトレーニングを中心に、トレーニングセッションの時間を減らす、レストを増やす、トレーニングのオーガナイズを調節して時間とスペースを多くする、といった工夫が必要になってきます。

 

<<シーズンを通して向上していくという考え方>>

頭でわかっていても難しい、という時にはある一つの考え方を思い出すと効果的です。

それは、コンディションを上げていくことを急がない、ということです。

例えばシーズンの開幕戦。

もちろん高いフィジカルコンディションで臨み、勝利して良い開幕スタートダッシュを切りたいところですが、そのために無理な追い込み、負荷の回復の計算をしないプレシーズンを過ごした代償はシーズン中に訪れます。

プレシーズン中の練習試合は公式戦よりも日程の調節に融通が利くはずですから、このタイミングは上手に考えていきたいですよね。

そしてシーズン中もこの考え方は継続させます。

ゆっくり安全な方法をとることで、シーズンを通してコンディションが上がっていき、加えて怪我による離脱のリスクを抑えることもできます。

ただ激しいトレーニングを、量をこなすことだけにとらわれず、試合のタイミングから逆算してトレーニングプランを立てることが、まずもって重要なのです。

シーズン最初の10試合で首位にいるか、シーズンが終わった時に首位にいるか。

それを決める要因の一つは、コンディション向上を急ぎ過ぎることなく立てられたコンディショニングのプランの有無、と言ってもいいかもしれませんね。

 

 

Yasu


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