成果が目に見えて現れるまで、根気強く待つ

shakehands

photo credit: CTJ Online via photopin cc

 

本日日曜は在蘭日本人サッカークラブでのトレーニングがあり、この日は冬休み前最後のトレーニングということで、親子サッカー大会を行いました。

まさに2014年の蹴り納めです。

子ども達もお父さん方も、普段のトレーニングではなかなか一緒になってボールを蹴る機会がないですので、想像以上の人数のお父さん方に参加していただきました。

と同時に、この日のトレーニングを最後に日本に帰国されるお子さんもいて、私にとってはその意味で特別な一日でした。

 

<<最初はボールが無くても動きが難しい状態>>

彼は現在小学二年生。

私が彼のトレーニングを見るようになったのは去年の4月からですので、一年半強、彼のトレーニングを見ていたことになります。

また、同時にコーディネーションクラスにも参加していただいていましたので、彼と接する機会は特に多かったような気がします。

彼のサッカーはというと、当初はお世辞にも運動能力が高いとは言えず、一生懸命取り組むものの、試合中にもなかなか思い通りにプレーすることが出来ないでいました。

「出来が悪い子ほどかわいい」とはよく言ったもので、上手くいかなくても練習を誰よりも一生懸命頑張っていたぶん、彼は特に気になる生徒の一人でした。

 

<<少しずつ、しかし確実に成長していった>>

そして人一倍真面目な態度でトレーニングに取り組む彼は、少しずつですがそのプレーに変化が表れてきました。

その結果、ここ最近の数回のトレーニングでは一つ上のクラスでトレーニング出来るほどに成長しました。

この一年半で特別に足が速くなったりしたわけではありませんでしたが、それでもボールを奪われないドリブルでの運び方やポジションの取り方が格段に上手くなり、試合の中でゴールも決められるようになっていたのです。

今回の親子サッカーではお父さんとの息の合ったパス交換を見せたり、そんなことが出来るようになってたのか、というようなプレーも随所に見られ、つくづく子どもの成長というものは分からないものだなと思いました。

 

<<根気強く見守る姿勢>>

彼は特にプレーが上手くいかない時期が長かったですから、途中でサッカーがつまらなくなって辞めてしまうのでは、なんて心配すらしたこともありました。

それでも彼はいつもボールを一生懸命追いかけていました。

そして徐々に自信がついてきたのか「今日はこれが出来たよ!」とか「上のクラスに上がりたい!」という猛アピールが始まり、上のクラスに上がって直接見ることが減っても「今日は2点取れたよ!」「これが上手くいかなかった~。」とトレーニングや試合の報告をしてくれるようにもなり、今まで以上にサッカーを楽しめるようになってきていたのが見て取れました。

この急な変化は驚きでした。

子ども達はトレーニングの中で、こちらからは見えないほどの小さな何かを掴んでいっているのでしょう。

【指導者にとって重要なことはトレーニングを提供することと同時に、子ども達の成長を根気強く待つ姿勢を持つこと】というのを彼から学んだ気がします。

本人にサッカーをしたいという意思があれば、一生懸命続けていれば変化は必ず起こるということを彼の成長が示してくれました。

 

<<彼のこれからのサッカー人生がより楽しいものでありますように>>

まだまだ彼のサッカー人生は始まったばかりです。

どこへ行ってもサッカーを楽しくやっていけるだけのものを、彼はもう身に付けています。

あとは持ち前の一生懸命さでサッカーに取り組んでいけば、もっと上手くなっていくことでしょう。

お互いサッカーに関わっていれば、またどこかで会うこともあるはず。

その時に彼がどんなサッカーをしているか、その成長を見るのが楽しみです。

 

 

Yasu


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