仕事のスピードを上げたいので、ひたすら頭の中のスピードを上げる

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photo credit: Speedometer via photopin (license)

 

オランダでは理学療法士の施術時間は基本、一回30分です。

何回も通っている患者さんの場合はいいとして、始めて来る患者さんの場合は問診から初期の治療までを30分でこなさなければなりません。

せっかく来ていただいたのだから、少しでも良くなって帰ってほしいですよね。

そのためにはいかに効率よく、患者さんから情報を得て、問題を特定して、結果を出すか、そのアプローチが大事になってきます。

 

≪頭の中の最短のフローチャートに従う≫

こんな記事を以前にも書いたことがありますが、フローチャートをもって効率化し、それをブラッシュアップしていくかが、セラピストとしての実力を高める効果的な方法のひとつです。

頭の中のフローチャートを磨き続ける – フットボールノコトバ。

 

あらかじめ押さえておくべきポイントに従って、ポンポン質問しては情報を集めていく。

質問の仕方を一つ変えるだけで、得られる情報の価値は全く変わってきます。

いつ頃、どんな動作がきっかけで、どんな症状で、それは今日までどのように変化していて、さらにはこれまでどんなケガや病気をしたことがあって。。。

などなどディテールにこだわって質問し、考えられる疾患の仮説を立て、さらに原因を特定するための深める質問や検査を行っていきます。

これらを澱みなく行っていくには、自動化された考え方のフローチャートを持っているかが重要になります。

いちいち思い出していては時間が足りません。

逆に、ここでできるだけ時間をカットして原因を特定できれば、その分治療に時間を費やすことができます。

評価に丁寧さはもちろん大事ですが、それは必要以上に時間をかける、ということではないということです。

 

≪もはや自動化されるまで磨く≫

いかに自分の技能が洗練されているか、ということは、その技能をどのタイミングでどのように使うか、がはっきりと自分の中にあるということ。

もっと言えば、自分の中のフローチャートの枝分かれが限りなく細分化されている、かつ道筋を選ぶ判断基準が明確であるということ。

それが速く、効果的に、細部にこだわって仕事をするということです。

理学療法士に関わらず、どんな仕事にも通じることです。

速くて正確な仕事は、決して才能の産物だけではなく、事前の準備とそれまでの積み重ねでどうとでも高められるのです。

 

≪イレギュラーも「まあ、よくあることだし」≫

時々想定外なことが起こることも「よくあることだし」とあらかじめ想定しておく。

さらには潔くやり直すことも良しとしておくこと、というのはある意味最強のリスクマネージメントです。

僕らの仕事では特にそうです。

人間の体は、時々思ってもみない反応を示すこともあります。

そういった時に動じず次に打つ手もあらかじめ考えておきましょう、迂回ルートも含めたフローチャート作りましょう、ということです。

なんだかマニュアルみたいですね。

うん、マニュアルかも。

僕の中では、イメージ的には枝分かれしまくったフローチャートですけども。文章化してるわけではないし。

 

≪まとめ≫

仕事において、フローチャートは誰しも頭の中に持っていると思います。

それがどこまで細かく枝分かれしていて、どこまでその判断基準が明確であるかが、その仕事について熟練しているかを図る指標にもなります。

僕は理学療法士(の卵)として働いているときに、原因特定においていかに早く、正確に診断が出来るかにこだわっています。

施術時間30分という制限が目に見えているというのもそうですが、治療やトレーニングそのものにかける時間を増やしたい、というのが理由です。

治療やトレーニングだけは、どうしても時間がかかってしまう分野です。

だってやっぱり、患者さんには少しでも良くなって帰ってほしいですから。

そのぶん、自分の頭の中だけは限界までスピードアップさせていきたいなと思っています。

 

 

Yasu


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