頭の中のフローチャートを磨き続ける

flowchart

photo credit: massdistraction via photopin cc

 

作業・仕事には【手順】というものがあります。

どんな職業にも、数多く繰り返されたことにより生まれた効率化された手順があり、問題解決のための現時点における最適な判断基準があります。

それは、メディカルスタッフ・理学療法士においても同じです。

その手順はフローチャートと言って、問題解決のステップを図を使って表したものを用います。

これを頼りにすることで、問題解決の方法を見誤ることなく、処理手順を追っていくことが出来るのです。

今回はそんなフローチャートについて私がここ最近やっていることのお話です。

 

<<フローチャートを頭の中に>>

この言葉は、私の学校でのメンターが良く言う言葉です。

最近私が通っている理学療法士養成の学校の授業では、フローチャートを頭に叩き込むために、ただひたすらクリニカルリーズニングを用いた実技の練習を行っています。

クリニカルリーズニングとは、患者さんが抱える身体的な問題を、知識、技能を用いて理論的に推論・評価していくプロセスのことです。

そこではエビデンスと呼ばれる科学的根拠に裏付けされ、効果があると証明された診断や治療を出来る限り用いていきます。

理学療法士として目の前の患者さんの身体の状態を診断するときに、様々な症状・兆候から評価の結果、その他患者さんから得られた情報を用いるのですが、それらを当てはめる土台として利用するのがフローチャートです。

ただ、紙に書いたものを見ながら治療するのでは患者さんは不安になりますし、時間だってかかります。

流れるように診断・治療を行うために「頭の中のフローチャート」が必要なのです。

 

<<自分で作りあげるからこそ身に付く>>

クリニカルリーズニングの実践を数多くこなすのも、このフローチャートを頭の中に定着させていくことが目的の一つです。

ですが、その前にひと手間、自分でフローチャートを作るという作業をやっています。

評価や診断・治療において出来る限り効果的なものを選択するために数多くの文献を読み込んで信頼性の高い情報を探し出し、作成していくのですが、基本的に模範解答は授業ではもらえません。

生徒が各自でフローチャートを作り上げ、メンターの所へ持っていき、訂正箇所などをいろいろ指摘されてより良いものを作っていくのです。

自分で試行錯誤する、というのがこのフローチャートを自分のものにするうえで肝なんだそうです。

確かに、自分で頭をひねって作ったものというのは、人が作ったものを丸暗記するより頭に残っていきますよね。

 

<<常に磨き続けることがさらに重要>>

そしてさらに大事なことがあります。

このフローチャートづくりも一度作ったら終わりではなく、日々新しい情報を入れて、日々ブラッシュアップしていかなければならないということです。

文献探しもなかなか骨の折れる作業ですが、よりよい結果を患者さんや選手にもたらすためにも、妥協してはいられません。

日々のたゆまぬ研鑽の努力はどんな仕事にも必要なことだと思います。

すでにあるやり方をしっかり身に付ける一方で、状況の変化や新しく発見されたことを、その善し悪しを吟味して柔軟に取り入れることが、よりより結果を得るためには重要なことではないでしょうか。

 

 

Yasu


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