「分かりやすい説明」のために必要な情報の【足し算】と【引き算】

explain

photo credit: Thompson Rivers Research explained via photopin (license)

 

最近はワイヤレスのPC用キーボードを購入したので、机の上が広々と使えて且つ、大型ディスプレイとの相性も良くて作業がはかどっています。これまではノートパソコンから打ち込んでいたのでディスプレイを見るのに首を長時間捻りっぱなしで正直つらかったのが解消され、若干浮かれていますYasu@yasuhiradeですこんにちは。

 

本日はいろんな分野に当てはまるんじゃないかな、という『説明』のお話しです。

まずはこちらのリンクから。

頭がいい人は「分かりやすい説明」をする時、何を考えているのか | Books&Apps

つまりTさんは、まず「相手にどこまで理解してもらう必要があるのか?」という見極めを行って、その上で必要十分な説明を行う、という手法をとっていたのです。

全く技術の話に立ち入らなければ、そもそもメリットが伝わらないし予算感を納得してもらうことも出来ない。

かといって、技術の正確な説明をしても理解してもらえるわけはないし、そこまで分かってもらう必要もない。そういう場合には、必要な情報を簡略化して「分かった気」になってもらうだけで十分目的は達成できる。

 

物事の説明を行うときに、相手のレベル(専門家であるか否か)に合わせて、且つ目的に合わせて説明の仕方を変えるのはとても重要なことです。

僕が理学療法士として患者さんを受け入れて、診断をする時に心がけていることは、究極的には『これから行う治療とトレーニングが患者さんにメリットがあることをいかに理解してもらうか』ということです。とってもざっくり言うとこういうことです。とにかく治療orトレーニングを始めなければ話は進まないわけで、『分かった』もしくは『分かった気になった』状態になってもらうことがとっても大事です。

誤解の無い様に言っておきますと、嘘を伝えたりリスクを黙っておくということではありません。むしろリスクは先に正直に話しておき、それらを踏まえて治療やトレーニングに納得をしてもらいます。最低限の問題の原因や改善の仕組みを伝えれば、解剖や生理学、運動力学を事細かに説明する必要は必ずしもないので、そこでできる限りの情報をカットしていくことが大事だと考えます。

一方で、同じ患者さんの状態が話のテーマだったとしても、説明する相手が同僚の理学療法士であった場合、これでもかというくらいに細かく説明をします。少なくとも論理的破綻の無い様に話をしていき、補足はどんどん付け足していきます。

また、その患者さんがサッカー選手で、その状態を監督やコーチに伝える場合はまた少し違います。ここでは、監督やコーチはどんな治療やトレーニングが必要かという事にはさほど興味が無かったりします。一応説明はしますけども、彼らは『復帰までどれくらいかかるのか』ということに優先順位を置いています。それ以外の情報については人によってさまざまで、ものすごくリハビリに興味を示す人もいれば、びっくりするぐらいそれに関しては何も聞いてこない人もいます。オランダ人は特に感情が表に出るので、補足で説明をしようとした途端「あ、もう飽きてるな」というのが一発でわかることもあります。少なくともコンディショニングについてはもっと興味を示さんかい、と思うのはここだけの話です。とにかく回復期間に関しては共通して皆気になるところなので、答えは常に準備しておきたいですね。

≪まとめ≫

相手によって説明の仕方を変えるというのは、相手の立場によって必要とする情報が異なるから、必要になってくるのですね。そうすることによって、限りなく『分かりやすい説明』というものに近づけることになります。

個人的には専門家は非専門家を相手にしたときにどのような説明をするかで、その人の力量が測れると思っています。

“If you can’t explain it simply, you don’t understand it well enough.”(Albert Einstein, 1879-1955)

シンプルであるかどうかの必要性は置いておくとして、相手の立場を踏まえて情報の足し算or引き算が自在に操れるかどうか、はとってもとっても大事なところで、『分かりやすい説明』を常にできるようにするために、僕が今一番欲しい能力の一つです。笑

 

Yasu


PAGE TOP