人体の不思議?Anterolateral ligamentという新事実

サッカー 転倒

先日から医療関係者の方々のTwitterやらFacebookやらが何かと騒がしいことを、ご存知ですか?

それもそのはず。なんとベルギーのルーヴェン大学の研究チームがこれまで知られていなかった膝の靭帯の解剖と機能について発表したのです。

 

Anterolateral ligament = 前外側靭帯

その靭帯とは、膝の外側、大腿骨(ふとももの骨)から脛骨(すねの骨)の外側をつなぐ靭帯で、”Anterolateral ligament”と呼ばれています。日本語だと膝前外側靭帯といったところでしょうか?

 

University Hospitals Leuvenの外科医はヒトの膝の関節においてこれまでに知られていなかった新しい靭帯を発見した。これらの新種の靭帯は前十字靭帯 (anterior cruciate ligament (ACL)) 損傷患者の治療に重要な役割を果たすことになるだろう。

引用元:Technobahn「ヒトの膝関節における新しい靭帯の発見、ルーヴェン大」

参考URL:http://w2.technobahn.com/articles/2013110515520006.html

 

「知られていなかった」というのは「きちんとその実態や機能について研究がなされていなかった」ということだと個人的には解釈していますが、それにしても解剖において新しい知識が明らかになるということは、非常に大きな今があります。

研究者の一人の方の文献を追ってみると、この靭帯の役割は膝屈曲時に下腿の内旋を制限することと仮定されています。つまり、膝を曲げている時に膝から下、すねが太ももに対して内側にねじれてしまうことを防ぐ役割があるようです。

前十字靭帯という膝の靭帯を損傷した人に、手術を受けたにも関わらずこの内側へのねじれが容易に起きやすくなってしまうという例が見られることがありますが、どうもこの靭帯の機能が健在かどうかが関わってくるようですね。

 

サッカー選手のリハビリにも影響?

 

膝の前十字靭帯損傷といえば、サッカー選手にとっても決して珍しい怪我ではなく、特に女子選手にとっては男子よりも受傷率が高いとされています。受傷後はプレーを続けるならば手術という選択を行うことが多いですが、それでも約6ヶ月の離脱を余儀なくされるというとても厄介な怪我です。

 

この靭帯の発見によって手術やリハビリの方法も変わってきそうですね。より良い方法が確立され、選手の競技復帰に役立てられることを願っています。

 

Yasu

理学療法

Posted by Yasu


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