論理的な左脳と感覚的な右脳 その働きについて

brain

最近、学業では中枢神経系のことを扱うことが多いので、その辺に関することも少しずつまとめて行きたいと思います。

とはいえいきなり専門用語だらけになるのもどうかと思うので、まずは割となじみのある脳の働きから整理して行こうと思います。

 

左脳=分析的・論理的

左脳の働きで最も大きな所は、「言語」機能です。話したり書いたりと能動的に扱うことから、聞いたり読んだりして内容を理解することまで、言語機能全体にかかわっています。

他にも、こんな働きがあります。

時系列の認識:動作の早さやタイミングといった、時間における情報の処理に関わっています。

既知の情報、規則やルーティンの処理:良く繰り返す技能や、ルールが決まっているものの処理に関連しています。言語の文法理解にもかかわっています。

分析や詳細の理解:大量の情報から詳細を取りだし、さらにそれらを分析することに関連します。

意識的な動作:意識的に物事を行う時、左脳が働いていると言われています。

 

右脳=全体的・感覚的

右脳はその働きを言葉にして表わすのは難しいのですが、左脳よりももっと漠然とした、その形を把握しづらい機能があります。

空間的な理解:身体の割合やサイズ、空間の大きさに対する情報を処理します。例えば物をつかむ時に、その物体までの距離と自分の腕の長さを瞬時に計算して、最適な腕を伸ばす長さを判断します。

抑揚・表情・身振り:非言語的なコミュニケーションの役割があります。

新しい情報の探求:環境などで得られる新しい情報をもっと知ろうとするとき、右脳が働いていると言われています。

統合・全体的な理解:大量の情報を素早く効果的に統合したり、複雑な出来事や物事の全体をみる機能があります。

自動的な動作:無意識に動作を行う時は右脳の働きによるものです。

 

まだまだ謎の多い右脳と左脳

以上、右脳と左脳の働きを簡単にまとめてみました。

よく右利きの人は左脳、左利きの人は右脳が活性化されているという話もあり、その人の特性は右脳と左脳の特性のように論理的であったりイメージすることが得意であったり、といった感じで現れたりもしますよね。

<追記:2014/02/18

もう少しきちんと調べてみたところ、このような記事を見つけました。

「右脳派」「左脳派」は都市伝説だった! 人に“利き脳”はない:研究結果 « WIRED.jp

この研究によると、右脳派・左脳派という、人の特性を脳の機能と利き腕と関連付けてとらえるのは、どうも正しいとは言えないようです。訂正させていただきます。>

現時点では脳の働きについては、まだまだわかっていないことも多く、ブラックボックスなんて呼ばれることもあります。

それでも数々の研究によって、徐々にその働きが明らかになってきました。これによって、例えば脳卒中のような中枢系疾患を持つ患者さんの身体の機能にどのような障害が生じるかなど、治療に役立てることもできるようになってきました。

次回ではもう少し細かく、脳の機能局在について書いていきたいと思います。これを理解することは、理学療法士が中枢系疾患を持つ患者さんに接するために、とても重要になってきます。しっかり整理したいと思います。

 

Yasu

理学療法

Posted by Yasu


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