【メディカルスタッフ】試合にむけて実力を発揮するためのマネージメント

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メディカルスタッフにとって知識や技術よりもマネージメント力が大事だな~と、最近特に思います。

もちろん、知識も技術も大事なのは当たり前です。

それらが無くても良いと言っているわけではありません。

ただ、それらを十分に発揮するためにも、状況ごとに先読みしてマネージメントすることが大事、というのが今日のお話です。

選手のパフォーマンスではなく、自分のスタッフとしてのパフォーマンスを保つためです。

 

試合前の準備で

試合前に、ストレッチやマッサージ、チェックやテーピングが必要な選手がいるということはよくある話です。

時間もそんなにありません。

集合してからミーティングまではだいたい20分くらい、長くて30分です。

そんな時メディカルスタッフに求められるのは、正確な診断や技術、そして様々な【根回し】です。

根回しその1【選手】

特に私が一番気を使っているのが、選手への呼びかけです。

要望のある選手の聞き取りやその順番、ユニフォームに着替える前にやるのか後にやるのか、ということです。

彼らはプロチームのユースとはいえ、実際は13,4歳のオランダ人の子供たちです。

ロッカールームではみんなで世間話で盛り上がったりして、まあ着替えるのが遅い!笑

「すぐに来なかったら順番飛ばすからね!」と一言必ず添えています。

それでもなかなか来ないヤツもいて、マッサージを1分で終わってやったこともあります。(←その後改心)

そうやってでも一人一人にかける時間を確保しないと、どんな診断技術やリリーステクニックを身に付けても、時間内に結果が出ないことがあったり、いろいろと上手くいきません。

 

根回しその2【監督】

そしてするべきことはまだまだあります。

まずは集合前にスタメンを監督に聞き、処置の優先順位を決めます。

さらに、各選手の状況をわかっている範囲で伝えておきます。

ウォーミングアップでのチェックが必要な選手がいれば、どのタイミングでチェックするかも伝えておきます。

逆に、監督の了承さえ得ておけば若干のタイムオーバーは許容されます。

「選手チェックしたいから時間頂戴!」といきなり言うのと、前もって言っておくのでは天地の差があります。

前もって言っておけるものは全部言っておくのが鉄則です。

 

根回しその3【マネージャー】

マネージャーへの根回しも時に重要です。

特に、ホーム・アウェイ問わずロッカールームのカギを管理しているのはマネージャーなので、対象の選手が多くて早めにロッカールームを空けてもらって先に処置を始めたほうがいい場合は、彼を探すところから仕事が始まったりします。

ハーフタイムにチェックしたい怪我があるときも、時間節約のため彼からカギを先に預かっておいて自分でダッシュでロッカーを開けることもあります。

マネージャーは結構いい歳なので、彼に素早い動きを要求するのは酷だという事情もあります。

 

環境作りも自分の能力

ということで、いかに先を読み、必要な根回しをして自分の能力を発揮できるようにするかも、仕事のうちであるというお話でした。

オランダにいると特に、時間にルーズな周りの環境に流されてしまいそうですが、どうにかして時間内でやるべきことをやるようにしています。

信頼にもつながりますし、バタバタと焦って仕上げてしまうと、納得のいくクオリティが出せません。

そうすると自分が選手に対して最善を尽くしたという感覚がなくなり、やはり後悔が残ってしまいます。

知識や技術のレベルアップは大事にしつつ、マネージメントも磨いていきたいと思う今日この頃でした。

 

Yasu


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