マッサージはパフォーマンス回復に対して万能ではない模様。

massage

photo credit: therapy II via photopin (license)

 

スポーツ現場において『マッサージ』というものはすごーく一般的になってきました。

ともすれば、日本のスポーツ現場において「トレーナーの仕事はマッサージ」というイメージがかなり浸透してしまっているのではと思います。

もちろんマッサージは(手技にもよりますが)やってもらった後は何となーく身体が軽くなった感じがして、満足感が得られることも多いでしょう。リラクゼーション効果というやつですね。この満足感ゆえに、スポーツ選手がマッサージを求めることもそう珍しい事ではありません。モノによっては激痛が伴うこともありますが。。。

とある研究によると、レクリエーションスポーツなどではその効果がかなり期待できるかもしれないですが、一方競技スポーツではというと、、、

マッサージは競技パフォーマンスの回復にはあんまり貢献してくれない、というのです。一部の選手には心の支えになっていたかもしれないマッサージは、気持ちいいけどもやったからってあんまりパフォーマンスは上がらないよ、と。

さらに、あくまで条件付きですが、「回復にかけられる時間が10分以内」という限られた条件下ではそれなりに効果が期待できるとされています。例えばサッカーの試合だとハーフタイムは15分ですから、ひょっとしたら「前半足重くてプレーに精彩が無かったから、ハーフタイムにマッサージしてくれ!」という希望は、もしかしたらかなえられないかもしれません。もちろんマッサージ以外の方法はいくつか考えられるので、全く打つ手無しということでもありません。一方、前後半終了後の延長戦に突入する前の時間は約5分ですから、ここでマッサージをすることは、しないよりは効果が期待できるかもしれません。

 

≪まとめ≫

運動後のパフォーマンス回復という目的の場合、マッサージは必ずしもフォースとチョイスにならない、という研究でした。選手がリラックスしたい!という事であれば、禁忌以外は制限なくやってもいいのでしょうが、そうでない場合、最初から違うアプローチを選んだほうが効率がいい場合もあるということですね。

 

引用文献:oppendieck W, Wegmann M, Ferrauti A, Kellmann M, Pfeiffer M, Meyer T (2016) Massage and Performance Recovery: A Meta-Analytical Review. Sports Med.


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